イーサリアム財団、1万ETH売却へ|エコシステム開発に活用

イーサリアム財団は3日、エコシステム支援のための資金調達として、1万ETH(約4300万ドル)を売却する計画を明らかにした。
売却は市場への影響を最小限に抑えるため、中央集権型取引所を通じて数週間にわたり小規模な注文で段階的に実施される。
売却で得られた資金は、イーサリアムエコシステム内の研究開発、コミュニティへの助成金、戦略的寄付に充当される予定だ。
財団は今回の売却について、市場変動に左右されることなく、継続的な開発支援を確保するための取り組みの一環と位置づけている。
財務管理戦略に基づく計画的な動き
今回の決定は、6月に正式化された財務管理戦略に沿ったものだ。仮想通貨市場のボラティリティに対応し、より安定的な資金調達メカニズムを確立する狙いがある。
財団はこれまでにも、一時的に助成金公募を停止するなど、価格変動への依存度を下げつつプロジェクトの質向上に注力してきた。
この戦略では、イーサリアムを法定通貨へ換金するための具体的なガイドラインが設けられており、過去にも同様の取引を実施。
7月にはシャープリンク・ゲーミングに対して2500万ドル相当のイーサリアムを売却したほか、総額1270万ドルの取引を2件行っている。
財団は、こうしたルールによって流動性を確保しつつ、透明性と予測可能性を高めることで、エコシステム支援を持続的に進めていく方針だ。
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