Mugafi、アバランチと提携|1550億円相当のIPをトークン化

AIスタジオのMugafiは5日、アバランチ(AVAX)ブロックチェーンと提携し、エンターテインメントIPをトークン化すると明らかにした。
映画やアニメのIPをRWA化、約1550億円規模
Mugafiは今回の提携を通じ、映画、アニメ、音楽などのIPをRWAとしてブロックチェーン上で展開する。
この取り組みでは、初期段階での対象資産が10億ドルを超える見込みで、2.2兆ドル規模のエンタメ市場に向けたインフラ構築を目指す。
同社はすでに1000以上のIPを確保し、年間収益は3000万ドルに達する。Amazon、Netflix、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーなど大手配信プラットフォームとも流通網を構築している。
過去には『Kuberaa』というプロジェクトで3500万ドルの収益を上げた実績もある。
アバランチにとっても、この提携はRWA領域での機関投資家向けソリューション拡大と一致する。現在、同ネットワーク上では12億ドル相当の資産がトークン化されている。
AI活用で制作短縮と資金調達効率化を実現
Mugafiの独自AIエンジンは2万本以上の脚本と100万件以上のストーリーデータで訓練されており、作品の構造や商業的可能性を自動評価できる。
これにより、従来数年かかっていた制作プロセスを、最短約90日に短縮可能とされる。
初期段階では1000万ドル以上のIP取引を計画し、長期的には年間10億ドル規模の資金調達を目標に掲げる。
Mugafiと共同でこのプロジェクトを推進するRedacted Groupは、資本形成ツールや機関ネットワークを提供し、映画資金調達のオンチェーン化を支援する。
今回の取り組みは、エンタメ権利のデジタル化と資本市場との統合を推進するもので、個人投資家にとっても新たな暗号資産(仮想通貨)投資の選択肢となる。
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