東証企業クラビア、ビットコイン全量を売却|795万円の売却損

東証グロース上場のクラビア株式会社は3日、保有していた全てのビットコイン(BTC)を売却したことを明かした。
同社は暗号資産(仮想通貨)の価格下落を受け、社内規定に基づき売却を決定。これにより、2026年12月期第1四半期決算において約795万円の売却損を計上する見通しだ。
今回の売却は、同社が運用開始時に定めたロスカットルールによるものだ。取得価格から30%下落した場合に全量を売却するという規定に抵触したため、機械的に処理が実行された。
総額8000万円のBTC投資
クラビア(旧アジャイルメディア・ネットワーク)は、2025年4月から8月にかけてビットコインを段階的に購入していた。
総額8,000万円を投じ、7回に分けて合計で約4.68 BTCを取得している。
しかし、仮想通貨の相場変動により平均取得単価である約1,707万円を大きく割り込む展開となった。最終的な売却額は約5,677万円となり、財務上の損失が確定した形だ。
同社は2026年1月に社名を変更したばかりであり、新体制下での財務健全性を重視している。今回の損失は営業外費用として処理され、透明性の高い情報開示が行われる。
今後の事業展開
今回の売却によって確保した資金は、M&Aや新規事業への展開に充当される予定だ。当初の計画通り、企業の成長に資する分野へ資金を振り向ける。
一方で、同社は暗号資産市場からの完全撤退を意味するものではないとしている。今後も新株予約権の行使状況や市場動向を慎重に見極めつつ、長期的視点での運用を継続する方針だ。
市場環境としては、長期保有者の動向が変化しつつあるとの分析もある。同社はこうした外部環境の変化も考慮し、より慎重なリスク管理体制の構築を目指している。
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