2/5イーサリアム価格分析|8%急落で2100ドル攻防、下落リスクを予想

イーサリアム(ETH) 価格分析
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暗号資産ジャーナリスト
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免責事項:仮想通貨は価格変動リスクが高い資産です。本記事は情報提供を目的とし、投資の勧誘や助言を行うものではありません。サイト利用者は利用規約に同意したものとみなされます。なお、当サイトは提携リンクから報酬を得る場合があります。詳細は編集ガイドラインをご参照ください。

イーサリアム(ETH)の価格は5日、24時間で8%超の急落を記録し、重要な攻防ラインである2100ドル付近に突入した。

市場関係者が注目するのは、今回の下落により、平均取得単価を示す実現価格の2310ドルを明確に下回った点だ。

過去の弱気相場では実現価格が強固なサポートとして機能してきたが、これを継続的に下回ると市場心理は急速に恐怖へ傾き、損失拡大を嫌気したパニック売りを招く可能性がある。

直近1週間で投資家が確定させた損失額は15億ドルを超え、市場は痛みの極致にあるとの見方が広がっている。

クジラの清算回避と60万ETHの放出

イーサリアムの売り圧力は特定の層にとどまらない。

個人投資家から大口投資家(クジラ)に至るまで、あらゆる規模のウォレットで含み損が常態化しているのが現状だ。

特に100〜1万ETHを保有する中〜大口層の動向は深刻で、過去7日間だけで60万ETH以上を市場に放出し、分配・売り抜けを加速させている。

さらに市場構造を脆くしているのが、レバレッジを効かせたクジラの動向である。

彼らは強制清算という最悪のシナリオを回避するため、現物の換金売りを余儀なくされている。

スマートマネートラッカーであるLookonchainのデータによれば、10億ドル規模のレバレッジポジションを持つ香港拠点の機関投資家Trend Researchは、過去3日間で31万6185 ETH(約7億3800万ドル相当)をバイナンスへ送金した。

取引所への巨額送金は、潜在的な売り圧力が依然として極めて高い水準にあることを示唆している。

イーサリアムの上値を抑える見えない天井

イーサリアム市場の不安を煽るもう一つの要因は、機関投資家クラスが抱える巨額の含み損だ。

イーサリアム財務企業ビットマインは、4日時点で428万ETHという膨大な保有量に対し、約70億ドルもの含み損を抱える状態にある。

市場の一部では、ビットマインがいずれ保有資産の売却や縮小を迫られ、それが将来的なETH価格の上値を抑えるキャップになるとの懸念が浮上した。

これに対し、同社のトム・リー会長は「含み損は機能の一部であり、バグではない」と反論する。

同氏は、インデックスETFが市場低迷時に損失を抱えるのと同様の構造であると主張し、あくまで長期サイクルでの市場アウトパフォームを目指す姿勢を崩していない。

実現価格割れは、短期的には恐怖による市場からの退場を促すシグナルだが、歴史的・長期的視点に基づけば、売り圧力が枯渇した後に訪れるスマートマネーによる蓄積ゾーンでもあった。

目先の恐怖に支配されず、大口の現物動向と2100ドルの死守が、今後のトレンドを左右する分水嶺となるだろう。

イーサリアム日足分析|2000ドル以下への下落リスク浮上

ETH日足チャート

出典:TradingView ETH/USD 日足(2025年3月~現在まで)

イーサリアム(ETH)の日足チャートは現在、重要な局面に差しかかっている。

足元の軟調な推移は、昨年10月下旬に確認されたデッドクロスに端を発する。

短期(20日)移動平均線が長期(100日)移動平均線を下回ったことで、市場構造はそれまでの上昇基調から転換した。

このシグナル以降、上昇局面で見られていた買い意欲は後退し、戻り局面では売り圧力が優勢となる展開が続いている。

上値は段階的に切り下がり、2025年後半にかけて形成された上昇幅は、直近の調整過程でほぼ解消された。

価格水準は、いわゆる全戻しに近い状態にあり、市場センチメントは中立から弱気寄りへと再調整されたとみられる。

テクニカル指標を見ると、日足のRSI(相対力指数)は22付近まで低下している。

一般的には売られ過ぎとされる水準だが、下降トレンドが継続する局面では、RSIの低下が直ちに反転を示唆するとは限らない。

現状は売り圧力の強さを示す一方、反発局面に必要なモメンタムが十分に形成されていない状況といえる。

今後の焦点は、サポートとして意識されている2100ドル水準の維持にあるが、日足終値ベースでこの水準を下回った場合、テクニカル面での下方リスクは高まる。

心理的節目となる2,000ドルが意識されるものの、価格帯別出来高を見る限り、同水準の支持は限定的だ。

下抜けが確認されれば、次の下値目処として1900ドル近辺まで下落が進む可能性も想定される。

ブテリン氏が予見する新たなスケーリングの覇者

イーサリアム相場が調整局面にある中、創設者であるヴィタリック・ブテリン氏の発言が改めて注目されている。

同氏は、単にブロックスペースを拡張するだけのレイヤー2(L2)の時代は過ぎ去ったとし、既存L2が抱えるマルチシグ(多重署名)ブリッジのセキュリティリスクを指摘。

今後は、高度なスケーリングとゼロ知識証明(ZK)による数学的な安全性への特化が重要であるとの見解を示した。

こうしたヴィタリック氏が掲げる次世代L2の要件を、イーサリアム上ではなくビットコイン(BTC)上で実現しようとする新しい仮想通貨が登場している。

それがBitcoin Hyper(HYPER)だ。

Bitcoin Hyperは、実行層に高速処理を得意とするソラナ仮想マシン(SVM)を統合することで、ヴィタリック氏が求める低遅延かつ理論値100万TPSとされる高い処理能力の実現を目指している。

また、人間の信頼に依存するマルチシグではなく、ZK証明を活用することで、ビットコインの堅牢なセキュリティを継承する設計となっている。

スケーリングとセキュリティという課題を、ビットコインのレイヤー上で解決しようという試みと言えるだろう。

投資家からの関心も高まっており、Bitcoin Hyperは開催中のプレセール初期ラウンドですでに3120万ドル(約48億円)の資金調達に成功。大口投資家の参入も続々確認されている。

イーサリアムが構造的な課題に直面する今、ヴィタリック氏の理想に近い設計を持つこのBTCベースのL2が、新たな資金の受け皿として注目されつつある。

Bitcoin Hyperを見てみる

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