マジックエデン、12月10日にトークン生成&エアドロップ開始

NFTプラットフォームのMagic Eden(マジックエデン)は10日、自社トークン「ME」の生成およびエアドロップを開始する。
長期にわたるキャンペーンと厳格な条件設定を経て、非代替性トークン(NFT)市場における重要な瞬間を迎える。なおプレマーケットでは現在3.45ドル付近で推移。
マジックエデンは、NFTプラットフォームとしてソラナ(SOL)チェーンを中心に展開しており、今回のエアドロップでさらなる成長を狙う。
このトークンは分散型自律組織(DAO)への参加を促進し、NFTエコシステム全体の活性化を目指している。
マジックエデンのトークン生成イベント|トークノミクスとエアドロップの詳細
マジックエデンは今回のトークン生成イベント(TGE)で「MEトークン」を初公開する。供給量は10億枚に制限され、初期流通量は2億5000万枚と設定。
1年以内に供給量を倍増させ、18カ月後には7億5000万枚に到達する見込みだ。

トークノミクスでは、総供給量の50.2%が4年にわたりコミュニティに分配される。初期分配では、長期間にわたりプラットフォームを利用してきたユーザーに12.5%がエアドロップとして配布され、残りは取引活動を行ったユーザーに報酬として還元される。
さらに、マジックエデンはエアドロップを通じてユーザーにDAOへの参加を促し、MEトークンの売却ではなく保有を推奨する。
トークンの管理および分配は、特設法人「ME Foundation」によって行われ、プラットフォームの将来を支える役割を担う。
エアドロップに関する懸念|モバイルアプリへの依存
今回のエアドロップに際して、マジックエデンはモバイルアプリでのチェックを必須としている。
この方法は、SIMスワップを含むモバイルベースのハッキングリスクがあるため、暗号資産(仮想通貨)のネイティブユーザーから懸念の声が上がっている。
また、2023年6月にBlastが採用した同様の方法は、多くのユーザーにとって期待外れの結果に終わった。これを受け、「UXが悪い」といった批判がSNS上で相次いでいる。
一方、マジックエデンはユーザーにDAO参加を促すことで、HYPEエアドロップ後の高騰を経験したHyperliquidの成功事例を追う狙いがあると見られる。