11月30日の仮想通貨ニュース|BTC・ETH現物ETF回復、週次プラスへ

米国のイーサリアム現物ETFは28日、7710万ドルの資金流入を記録した。これで5日連続のプラスとなり、ビットコイン現物ETFと合わせて10月以来となる週間純流入を達成した形だ。
11月初旬には市場センチメントが悪化し、ビットコイン現物ETFからは大量の資金が流出していた。なかでも、資産運用最大手ブラックロックのIBITでは22億ドル規模の償還が発生している。
この動きはビットコイン(BTC)が9万ドルを割り込んだ局面と重なっており、利益確定売りを誘発した可能性が高い。
機関投資家の資金がビットコインからイーサリアムへ循環
機関投資家の資金は、調整を経たビットコインからイーサリアム(ETH)へと循環し始めている。
ビットコイン価格の下落が一つの転換点となり、資金の一部がイーサリアム現物ETFへ再配分された可能性が高い。
イーサリアムの現物取引高は11月に3750億ドルへ達し、そのうち350億ドルがETF関連取引だった。こうした資金シフトには、イーサリアムが持つ構造的な強みも影響している。
レイヤー2の普及拡大や、ベースレイヤーの混雑緩和が評価され、分散型アプリケーションを通じた有機的な需要がETFによる短期的な変動を下支えする役割を果たしている。
また、ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が初年度で520億ドルを超える純流入を記録したことも、市場全体の信頼感を強めた。
この成功が示すように、機関投資家の間では依然として仮想通貨へのエクスポージャー需要が非常に高い。
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