ソラナ基盤のLetsBonk、24時間取引高でPump.funを上回る

DeFi
暗号資産ライター
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ソラナ基盤のミームコインローンチパッドLetsBonk.funは6日、24時間の取引高とトークン発行数で競合のPump.funを初めて上回った。

この出来事は、ソラナ(SOL)のミームコインエコシステムにおける勢力図の歴史的な変化を示すものとなった。

LetsBonk.funの24時間取引高は8600万ドルに達し、トークン発行数は1万8000件を記録した。

一方、長期間市場を支配してきたPump.funの発行数は9535件にとどまり、市場シェアが初めて60%を下回った。

コミュニティ主導の戦略が奏功

LetsBonk.funの急成長を支えるのは、強力なコミュニティと独自のインセンティブ設計である。

同プラットフォームは人気ミームコインであるボンク(BONK)のコミュニティと、分散型取引所Raydiumのインフラを背景に持つ。

ソラナのブロックチェーンでサービス開始から24時間で80万人の訪問者を集め、2700以上のトークンが作成された。

プラットフォームの手数料収益の半分はBONKトークンの買い戻しと焼却に使用。

残りの半分は液体ステーキングトークンの支援やエコシステムの成長資金として活用される。

コミュニティ還元アプローチが、従来のプラットフォームとの差別化要因となっている。

LetsBonk.funは質の高いプロジェクトを重視し、テーマ別の報酬システムを導入している。

特定の時価総額を維持したAI暗号資産(仮想通貨)への報酬提供など、単なる投機的なトークン発行を超えた価値創造を目指している。

手数料体系と透明性への注目

両プラットフォームの手数料体系も大きく異なる。

LetsBonk.funは全ての取引段階で一律1%のスワップ手数料を採用している。

対照的に、Pump.funはボンディングカーブでの取引に1%の手数料を課すほか、トークンの正式上場時に固定手数料を徴収する複雑な構造を持つ。

市場関係者の間では、Pump.funのボット取引による取引高水増し疑惑が指摘。

これが市場シグナルの歪曲と投資家の不信感を招いているとの見方がある。

透明性を重視するユーザーの一部が、LetsBonk.funへと流れている可能性が高い。

RaydiumとPump.funは以前、パートナーシップを結んでいたが、Pump.funが自社のAMMを構築して独立を図ったことで関係が悪化した。

これを受けてRaydiumは4月16日にトークン発行プラットフォームLaunchLabを開始。

LetsBonk.funを含む複数のサードパーティプラットフォームと連携する群狼戦略を展開している。

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