HashKeyが香港IPOへ前進、最大465億円調達か

デジタル資産金融サービスを手掛けるHashKey Holdingsは1日、香港証券取引所での新規株式公開に向けた審査を通過した。
香港市場初となる仮想通貨企業のIPO
HashKey Holdingsは、香港証券取引所(HKEX)の公聴会を正式に通過した。
これは、香港の資本市場においてデジタル資産企業が上場する初の事例となる重要な節目だ。
同社は早ければ翌週にも投資家からの注文受付を開始する準備を進めており、今回のIPOでは少なくとも2億ドルの資金調達を目指す。
状況次第では最大3億ドルに達する可能性もあると報じられている。
募集は、香港の伝統的な資本市場における仮想通貨関連企業上場の試金石とされ、成功すれば今後のデジタル資産IPOの流れに影響を与える可能性がある。
コンプライアンス重視の戦略と事業拡大
HashKeyは今回の進展を「コンプライアンス重視の発展における大きなマイルストーン」と位置付けた。
アジアのデジタル資産産業が主流市場へ参入する象徴的な動きでもある。
同社は香港証券取引所と証券先物委員会の双方から規制承認を取得しており、厳格な審査を経た信頼性をアピールしている。
9月末時点でHashKey Cloudが管理するステーキング資産は290億香港ドルに達し、地域最大のステーキングサービス提供者としての地位を確立している。
効率的な資産運用手段として、仮想通貨ステーキングの需要は拡大している。
事業内容は単なる仮想通貨取引所の運営にとどまらず、機関投資家向けのデジタル資産ソリューションなど幅広い金融サービスへと拡大している。
今回のIPOは、香港が地域の仮想通貨ハブを目指す政策の一環であり、厳しい規制基準に沿って事業を展開するHashKeyの姿勢が評価された形だ。
Gaorong Venturesなど主要株主の存在は、機関投資家からの強い信頼を示している。
一方、中国本土の規制動向が香港市場へ与える影響については依然注視されている。
IPO成功は他のデジタル資産企業が公的市場へ進出するきっかけとなり、アジアの主流金融システムにおけるデジタル資産統合を加速する期待が高まっている。