イーサリアム投資企業ETHZilla、株式併合発表で株価5%超下落

アルトコイン イーサリアム(ETH)
Sui DeFi Researcher / Scallop Ambassador
監修
最終更新日: 

イーサリアム(ETH)関連の金融サービスを提供するETHZillaは、14日にデラウェア州務長官に証明書の修正を提出し、10対1の株式併合の実施を公表した。

この公表を受け、同社株価は5%以上下落した。

株式併合の概要と背景

米国証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、この株式併合は2025年10月20日午前14時1分(日本時間)に発効する。

この措置により、発行済みの普通株式10株が1株に統合され、発行済み株式総数は約1億6000万株から約1600万株へと大幅に減少する見込みだ。

併合後も同社株式はナスダック・キャピタル・マーケットで取引が継続され、取引シンボル「ETHZ」に変更はない。

新しいCUSIP番号は「68236V401」で、事務手続きはContinental Stock Transfer & Trust Companyが担当する。

今回の決定は、2025年7月24日に開催された年次株主総会での承認に基づいている。

当時、株主は4対1から40対1の範囲で株式併合を行う権限を取締役会に付与していた。

市場の反応と戦略的意図

株式併合は、1株あたりの取引価格を引き上げ、投資家や機関投資家への訴求力を高めるための一般的な企業戦略とされる。

株価水準を高めることで市場での印象を改善し、上場維持基準を満たす狙いもある。

しかし市場の反応は否定的だった。投資家の一部は株式併合を財務状況悪化や業績不振の兆候とみなす傾向があり、発表直後に株価は5%以上下落。

この動きは、仮想通貨バブルの局面で見られる心理と共通する点もある。

今後の株価動向と市場の注目点

ETHZillaは発表からわずか6日後に併合を発効させるなど、資本構造の変更を迅速に進めている。

今回の株式併合は同社の時価総額や、保有する暗号資産(仮想通貨)などの事業基盤に直接的な影響を与えるものではないが、市場の信頼を試す局面となった。

今後のイーサリアムの価格動向と併せ、ETHZillaの株価の推移が注目される。

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