イーサリアム、2030年までに2倍超の上昇か?ビットワイズCIO予測
Crypto News Japanは透明性を最優先としています。記事にはアフィリエイトリンクを含む場合があり、リンク経由のご利用で手数料を受け取ることがあります。ただし、報酬が分析・意見・レビューの内容に影響することはありません。編集コンテンツはパートナーシップから独立し、公開済みの評価基準に基づいて制作しています。詳しくは広告開示全文をご覧ください。

暗号資産(仮想通貨)取引所大手ビットワイズのマット・ホーガンCIOは1日、イーサリアム ETH 2.29%が2030年までに現在の価格から2倍以上に上昇する可能性があると述べた。
同氏は、ステーブルコインの普及と機関投資家の参入を主な成長要因に挙げている。
ステーブルコインがイーサリアム今後を支える
ホーガン氏は、すべての決済がステーブルコイン上で実行されるようになり、その大半がイーサリアムで稼働すると指摘した。
デファイラマのデータでは、流通するステーブルコイン総額3070億ドルのうち53%以上がイーサリアム上で発行され、ソラナ SOL 1.28%の4%強とは対照的だ。
市場の3分の2を占めるUSDTとUSDCも、大半がイーサリアム上で運用されている。
伝統的金融機関が決済にステーブルコインを採用するにつれ、イーサリアムはインフラ層としての地位を固めつつある。
JPモルガンやリップル、ブラックロックなど機関投資家の動きも活発化しており、これらはすべてイーサリアムに手数料をもたらす。
ステーブルコインの取引量が増えるほど、イーサリアムの今後の収益も拡大する仕組みだ。
機関投資家がイーサリアムに注目
ウォール街の著名ストラテジストであり、最大規模のイーサリアム保有企業ビットマインの会長を務めるのがトム・リー氏だ。
同氏は6月30日にCNBCのインタビューに応じ、「ステーブルコインは、そのバイラルな普及により仮想通貨のChatGPTだ」と述べた。
同氏はさらに、ステーブルコイン業界の根底にあるのはイーサリアムであり、それがバックボーンであり構造だと強調している。
リー氏はこの信念を自ら実行に移しており、同氏が率いるビットマインは、現在120億ドル相当ものイーサリアムを保有している。
実際、機関投資家にとってイーサリアムは、依然としてブロックチェーンインフラを構築する際のデフォルト選択肢であり続けている。
時価総額で2番目に大きい仮想通貨ネットワークとして、より深い流動性、豊富な開発者人材、そして(比較的)確立された規制枠組みを備えていることが、その主な理由。
ミームコイン市場に新たな動き
イーサリアムの基盤としての重要性が高まる中、540億ドル規模のミームコイン市場は、単なる投機対象から実用性を持つトークンへと転換が進んでいる。
その代表例が、イーサリアム上で展開されるPepeNode(PEPENODE)だ。
プレセールで200万ドルの資金調達を達成した同プロジェクトは、物理ハード不要の仮想マイニングプラットフォームを提供する。
アップグレードに使用されたトークンの70%が焼却される希少性の高まる設計も特徴だ。
PepeNodeは、英領バージン諸島登録のNeuriki LTDが運営している。
透明性の高い企業構造とゲーム要素を持つ点で従来のミームコインと一線を画している。
ビットコイン BTC 2.28%が価格発見局面に入る中、高リターンを求めるトレーダーが、イーサリアム基盤の革新的なプロジェクトに関心を寄せている。
