米コインベース、ハイパーリキッド(HYPE)の現物取引を開始

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースは6日、ハイパーリキッド(HYPE)の現物取引を開始した。同社は1月29日に上場ロードマップへの追加を発表しており、流動性条件が満たされたことでHYPE-USDペアの取引が正式に始まった。
ハイパーリキッドは、オンチェーン金融システムの構築に特化した高性能なレイヤー1ブロックチェーンだ。ユーザーのアプリケーションが高スループットなインフラと統合できる環境を提供しており、市場から高い関心を集めている。
価格動向と市場の反応
HYPEの価格は2025年10月以降、ピーク時の58〜60ドルから40%以上下落する軟調な展開が続いていた。上場発表直後も、市場全体のレバレッジ解消やリスク回避の動きにより、一時32.9ドル付近まで値を下げていた。
しかし、5日の取引開始に伴い価格は回復基調を見せている。報道時点では前日比5.37%高の41.10ドルで取引されており、以前の下落圧力から持ち直す動きが確認された。
コインベースのような仮想通貨取引所大手での取り扱いは、流動性向上に大きく寄与する。
テクニカル分析の観点からは、弱気相場の構造を転換させるために重要な水準が存在する。
市場参加者は、かつて支持線として機能していた38〜40ドルの価格帯を明確に上回れるかに注目している。
ハイパーリキッドの時価総額は約138億2000万ドルで、24時間取引高は約6億2900万ドルに達している。
HYPEの最大供給量は10億枚で、そのうち約3億3700万枚が市場に流通している。
ステーキングなどは未実装
なお今回、現物取引は開始されたものの、コインベースのエコシステム内でのステーキング機能は現在提供されていない。
同社は、報酬を得ることを希望するユーザーに対し、ハイパーリキッド独自のステーキングページを利用するよう案内している。
HYPEは過去1年間で大幅な価格変動を経験しており、最高値は59.37ドルを記録している。
最近は、株やコモディティの取引を可能にする「HIP-3」や、予測市場の参入を可能にする「HIP-4」の導入なども話題となった。