キャシー・ウッド氏、ハイパーリキッドを「初期のソラナ」と評価

Arkインベスト社のキャシー・ウッドCEOは29日、分散型取引所ハイパーリキッドについて、初期のソラナ SOL 1.48%を彷彿とさせるとの見解を示した。
ウッド氏は、ハイパーリキッドを暗号資産(仮想通貨)分野の「新星」と表現し、「エキサイティングだ。初期のソラナを思い出させる。ソラナはその価値を証明し、今や大手と肩を並べている」と語っている。
ハイパーリキッドは、独自のレイヤー1ブロックチェーン上に構築された分散型無期限先物取引所だ。速度と効率性を特徴とし、2025年後半には1日の取引高が10億ドルを超えている。
ウッド氏は同プロジェクトを「注視すべき一つ」と述べたが、Ark Investがポジションを保有しているかについては明言を避けた。
「第2のソラナ」への期待と市場の反応
ウッド氏の発言が注目される背景には、ソラナの過去の急成長がある。
市場データによると、ソラナは2020年にローンチ後、2021年初頭の2ドル未満から同年11月には250ドルを超える高値を記録した。
ウッド氏のような著名な投資家による評価は、ハイパーリキッドへの短期的な関心を呼び起こす可能性がある。
しかし、分散型取引所の分野では競争が激化しており、2025年9月には競合のAsterがトークンをローンチし、取引高でハイパーリキッドを上回るなど、市場力学は常に変化している。
アナリストは、今回の発言を短期的なセンチメントのきっかけと捉えるべきだと指摘する。具体的な取引判断を下す前に、スポットトレンドや建玉、オンチェーンの活動といった複数の指標を確認するよう注意を促している。
このような急速に進化する市場は、分散型金融(DeFi)全体の特徴でもある。
Arkインベストの戦略
ウッド氏は、ハイパーリキッドの潜在能力を評価する一方で、Arkインベストの長期的な仮想通貨戦略の中心がビットコイン(BTC)である点を改めて強調した。
現在、同社の公開ファンドが保有する仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアム(ETH)、そしてソラナの3銘柄に集中している。
同氏によると、Arkインベストは最終的に少数の支配的なネットワークのみが生き残ると考えている。
その中でも、ビットコインが純粋な仮想通貨のカテゴリーをリードするとの見方だ。
今回の発言は、新しい破壊的技術の可能性に目を向けつつも、市場での回復力と普及を証明してきた既存のネットワークを重視するという、同社の慎重かつ先進的なアプローチを反映していると言えるだろう。