【2/6ビットコイン価格分析】前日比14%急落、次の下値リスクは?

ビットコイン(BTC) 価格分析
暗号資産アナリスト
監修
最終更新日: 
免責事項:本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。

ビットコイン(BTC)価格は6日、急激な調整局面に突入した。

24時間で約14%下落し、6万2700ドル付近まで急落。過去最高値の12万6210ドルからは半値以上を失う水準となった。

背景には、過剰なレバレッジ取引の解消に伴う機械的な売りと、マクロ経済政策を巡る先行き不透明感が重なったことがある。

10億ドル強制清算がビットコイン下落を主導

今回のビットコイン下落を直接的に主導したのは、デリバティブ市場における大規模な強制清算だ。過去24時間でレバレッジ取引の清算額は10億ドルを突破した。

証拠金不足に陥ったロングポジションが機械的にロスカットされ、それがさらなる売りを誘発する典型的な負の連鎖が発生した形だ。

市場は完全な降伏モードにあり、単なる健全な調整の範囲を超え、相場全体のポジションが一度リセットされつつある。

世界の暗号資産(仮想通貨)時価総額は約2兆2700億ドルまで縮小し、わずか24時間で約10.9%の資本が市場から消失した。

FRB人事とビットコインETF資金流出による流動性不安拡大

投資家心理を冷やしたのは、マクロ経済を巡る不透明感だ。

トランプ大統領が次期FRB(連邦準備制度理事会)議長にケビン・ウォルシュ氏を指名したことで、市場にはタカ派的な金融政策への警戒が広がった。

こうしたセンチメントは機関投資家の行動にも表れた。

2月4日には、米国の現物ビットコインETFから約5億7800万ドルの純流出が確認され、大手ファンドを中心とした資金引き揚げが相場の重石となった。

影響は仮想通貨市場全体に波及している。

イーサリアム(ETH)は約11.6%安、リップル(XRP)は約23%安と主要アルトコインも急落。

株式市場でも、ストラテジー株が約17%下落し、同社が保有するビットコインの取得単価を市場価格が大きく下回っている点が嫌気された。

コインベース株も約13%安と、関連銘柄の下げが目立つ。

さらに業界内では構造調整の動きも加速中だ。ジェミニは従業員の25%削減と欧州・豪州事業の閉鎖を発表し、業界を取り巻く環境は依然として厳しい。

今後の相場は、ビットコインETFの解約売りや強制清算がどこで一巡するかが焦点となる。

レバレッジが整理された後には急反発の余地もあるが、その時期を見極めるのは容易ではない。

市場は、ウォルシュ次期議長の議会承認動向に加え、延期された雇用統計やCPIの発表をにらみながら、当面は不安定な値動きを強いられそうだ。

【ビットコインテクニカル分析】長期トレンド崩壊、6万ドル防衛戦の行方

2026年の幕開けとともに、ビットコイン市場は極めて重大な構造的岐路に立たされている。

年初に見られた一時的な反発局面は過ぎ去り、現状はベア(弱気)派が完全に実権を掌握する明確なダウントレンドへと移行した。

週足および日足のチャートを元に今後の価格動向を予測する。

週足分析:長期サポート割れで弱気転換

BTC週足チャート

出典:TradingView BTC/USD 週足(2022年~現在まで)

週足チャートにおける最大の焦点は、長期的な上昇トレンドを支えてきた構造が崩壊した点にある。

2023年秋に発生した20週移動平均線(MA)と100週MAのゴールデンクロスは、長らく強気サイクルの支柱として機能してきた。

しかし、足元ではその上昇モメンタムは完全に枯渇している。

特筆すべきは、大局的な防波堤として機能してきた100週MAを明確に割り込んだ事実だ。

これは単なる調整の域を超え、市場の地合いが根底から悪化していることを裏付ける決定的な弱気シグナルとなる。

このテクニカル的な破損を機に市場センチメントは急速に冷却化。直近2週間では大陰線を連続で形成し、8万6000ドル台から一時6万2000ドル台へと、約28%もの急落劇を演じた。

相場の過熱感を示すRSIは「売られすぎ」とされる26付近まで沈んではいるものの、これを自律反発の根拠とするには時期尚早で、下落圧力の強さは依然として顕著だ。

日足分析:6万ドルの心理的節目を巡る攻防

BTC日足チャート

出典:TradingView BTC/USD 日足(2025年4月~現在まで)

視点を短期の日足チャートに移すと、事態の深刻さがより鮮明となる。

重要な心理的節目であった8万ドルの陥落は、投資家心理に決定的なダメージを与え、価格水準を2024年10月当時まで引き戻す結果となった。

目下の最大の焦点は、6万ドルという強力な心理的節目・サポートゾーンの強度が試されている点に集約される。足元の売り圧力は依然として強く、予断を許さない状況が続く。

仮に、日足終値ベースでこの6万ドルの水準を明確に下抜けた場合、テクニカル的には次の主要サポートである5万5000ドルまでの深押しリスクを覚悟する必要が出てくるだろう。

一方で、本格的な強気トレンドへの回帰には、幾重にも重なるレジスタンスの突破が不可欠となる。

まずは7万ドル、8万ドルといった直近の節目を回復し、さらに現在9万1000ドル付近で推移している重要な抵抗帯である100日移動平均線をブレイクしない限り、現在の支配的な下落圧力を払拭することは困難であると分析する。

今後のビットコイン相場の展望と要点

  • 長期トレンドは弱気入り: 100週MAのブレイクにより、市場構造は明確なダウントレンドへ転換したと判断される。「売られすぎ」水準にあるRSIも、現時点では強い反転シグナルとはなり得ていない。
  • 6万ドルの攻防が分水嶺: 短期的には6万ドルのサポート維持が至上命題となる。ここを死守できれば一時的な反発の余地も生まれるが、日足終値でのブレイクは5万5000ドルへの扉を開くことになり、警戒が必要だ。
  • 上値抵抗は極めて厚い: 本格的なトレンド転換には時間を要するだろう。強気相場への復帰には、7万〜8万ドルの各節目に加え、9万1000ドル付近に位置する100日MAの攻略が必須条件となり、道のりは険しい。

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