ビットコイン現物ETF、3日連続流出|IBITで最大規模

米国上場のビットコイン現物ETFは14日、4億9200万ドルの純流出を記録した。
SoSoValueのデータをPANewsが15日に報じたもので、暗号資産(仮想通貨)市場では3日連続の純流出となり、投資家の不安定な心理を映し出している。
ブラックロックIBITが過去最大の流出
ブラックロックのIBITでは、単日で4億6300万ドルが引き出された。これはIBITの運用開始以来、最大の流出額となる。
一方、グレースケールのビットコイン・ミニ・トラストETF(BTC)は410万ドルの純流入となり、当日の流入額で最大を記録した。
報告時点でビットコイン現物ETFの純資産総額は1253億4500万ドル。ETF純資産比率は6.67%で、これはビットコイン全体の時価総額に占める割合を示す。
累積純流入額は588億5200万ドルに達し、IBITの累積純流入は637億8900万ドル、ミニ・トラストETFは16億7700万ドルとなった。
機関投資家の戦略転換が鮮明に
CryptoBriefingによると、流出は市場のボラティリティの高まりを受け、機関投資家がデジタル資産のリスク戦略を再評価していることを反映しているという。
ビットコインのポジションを縮小し、ポートフォリオを再調整する動きが見られる。
ビットコイン・スイスの分析では、この行動は利益確定だけでなく、新たに規制対象、代替通貨に焦点を当てた商品への資金ローテーションを示唆している。
市場ではリップルやソラナETFへの関心が高まっており、オンチェーン活動が活発な銘柄へのシフトが進んでいると指摘されている。
この動きは、ビットコインが心理的節目である10万ドルを下回って取引されていた時期に発生した。
ビットコイン・スイスはこの水準を市場センチメントの「分水嶺」と位置付ける。
ビットコインとナスダックの相関は0.8と高く、「大きな下方バイアス」が続いており、テクノロジー株の動きが仮想通貨市場に強く影響している。
イーサリアムとソラナETFの動向
同日、イーサリアム現物ETFは4日連続で1億7800万ドルの純流出を記録。
一方、ソラナ現物ETFは1204万ドル、XRPC ETFは2億4305万ドルの純流入が確認された。
ビットコイン・スイスは、14日の4億9200万ドルの流出がビットコインETF史上2番目に大きいと分析している。
わずか数日前には5億2400万ドルの大規模純流入が見られており、市場では資金の急速な出入りが続いている。
11月10日から14日までの1週間で、デジタル資産投資商品は合計約12億ドルの純流出を記録した。
内訳はビットコインが9億3000万ドル、イーサリアムが4億4000万ドル。一方でソラナETFは1億2000万ドルの純流入を集め、9週間累計で21億ドルに達した。