ETH系銘柄RAINが120%急騰、仮想通貨プレセール市場にも波及

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ナスダック上場のバイオ医薬品企業エンリベックス・セラピューティクスは24日、RAINトークンを中心とした初の予測市場ベースの資金を設立するため、私募によって2億1200万ドルを調達する計画を明らかにした。

これを受け、同社が購入対象とするRAINトークンは急速に買いが集まり、前日比120%超の急騰となった。

2億1200万株の増資を実施、RAIN購入に全額充当へ

今回の増資では、同社は2億1200万株を1株あたり1ドルで販売する契約を締結した。これは先週末の終値に対して11.5%のプレミアムを上乗せした価格設定だ。

調達した純手取額はすべてRAINトークンの購入に充てられる方針で、同社の通常業務は引き続き継続される。

RAINトークンは、イーサリアム(ETH)のレイヤー2であるアービトラム(ARB)上に構築された分散型予測市場「Rain」のネイティブトークンだ。

このプラットフォームでは、選挙やエンターテインメントなど、現実世界の多様な出来事の結果を対象に取引ができる。ブロックチェーン技術を活用し、仲介者を介さずに高い透明性を確保した個人間取引が特徴だ。

また、同社はイタリアのマッテオ・レンツィ元首相が、今回の増資完了後に取締役として取締役会に加わる予定であることも明らかにしている。

予測市場セクターが急成長、機関投資家の関心

2024年の選挙サイクルを経て、予測市場セクターは仮想通貨プレセール市場と並ぶ勢いで急速に拡大している。

主要予測市場のポリマーケットは、ニューヨーク証券取引所の親会社であるICEなどから20億ドルを調達し、企業評価額は約100億ドルに達したと報じられている。

また、同分野のもう一つの有力プロジェクトであるカルシも、セコイア・キャピタルなどが主導した資金調達ラウンドで10億ドルを確保したとされる。

エンリベックスのチャイ・ノビック会長は「大手予測市場企業に対する機関投資家の注目は、この業界が成熟しつつあり、今後も大きな成長余地を持つことを示している」と述べた。

新たな仮想通貨プレセール案件が次々に登場する中、投資家の興味は予測市場にも広がっており、同セクターの存在感は一段と高まっている。

次世代ウォレットトークン、仮想通貨プレセールで1740万ドル調達

Best Wallet Token公式サイト

予測市場の急速な拡大と機関投資家の大型参入が進む一方で、仮想通貨市場では、投機性より実用性を重視したプロジェクトへ資金が向かい始めている。

こうした市場動向の中で特に大きな注目を集めているのが、Best wallet token(BEST)だ。

BESTトークンは、100万ダウンロードを突破した非保管型ウォレット「Best Wallet」のエコシステムを支えるユーティリティトークンだ。

同ウォレットはビットコイン、イーサリアム、ソラナ、ポリゴンなど60以上のチェーンに対応しており、トークン保有者には取引手数料の優遇、ガバナンス権、有望トークンのプレセールへの優先アクセス権などが付与される。

現在実施中のプレセールではすでに総額1750万ドルを調達し、終了まで残り2日に迫っている。また、プレセール終了後の28日午後9時にはクレーム開始とDEX上場が予定されている。

市場アナリストは、BESTトークンがTrust Wallet Tokenに近い成長軌道を描く可能性を指摘しており、明確なユースケースを備えたプロジェクトとして高く評価している。

デジタル資産市場の成熟に伴い、セキュリティと利便性を両立するBESTのような銘柄が、次なる市場トレンドの中心的存在になる可能性が高まっている。

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