イーサリアムが節目の価格帯へ迫る中、次の局面は？

イーサリアム（ETH）は17日時点で、2024年2月に記録した高値帯4,000ドル（およそ62万円）付近を推移している。先日高値を更新したビットコインの追い風を背に、過去24時間で1.9.%上昇した。2021年につけた史上最高値4,868ドルを見据え、上昇の準備を整えている。

【12月17日最新】イーサリアム（ETH）のチャート分析：今後一週間の価格予想

今後一週間のイーサリアムの価格推移について、テクニカル分析を用いて予想する。キーポイントは以下の二点。

1. 現在は短期的な押し目ゾーンへ向けた調整中
2. ATHを目指すためには、4,100ドルを4時間足終値で超える必要あり

上記について順番に解説する。

①現在は短期的な押し目ゾーンへ向けた調整中

現在は、下図で示すような平行チャネル内で価格が推移していると推測される。

続いて、4時間足チャートで細かな動きを確認する。

4時間足レベルでチャートを確認すると、黒線で示したようにエリオット波動の第4波を形成し調整している様子が見られる。直近は長めの陰線をつけており下方向への勢いが強いため、このまま下落が続伸する可能性が高い。

ただし、目先には協力なサポート帯である3,920ドルが待ち構えている。この価格帯は、取引高が多く過去に売買が拮抗した形跡が見られるため、注目の押し目となり得るだろう。

3,920ドルで価格がサポートされなかった場合、次なる押し目候補は3,820～3,830ドル。図で示したように、エリオット波動3波の起点となるポイントで、1～4時間足のロングポジショントレーダーが死守したい価格だと考えられる。

万が一ここを割ってしまった場合、次のサポートは青色チャネルライン下限の3,720ドル付近。3,720～3,820ドルの間は取引高が少ないため、下落の勢いは一層強まると予想される。

②4,100ドルを4時間足終値で超えると上昇が意識される

目先のレジスタンス価格は、今年3月に記録した高値4,100ドル。今月7日と17日未明にもトライされたが、なかなか超えられずにいる。いずれも4時間足レベルでヒゲをつけて売り戻されているようだ。

黒線で示したように、エリオット波動第5波の勢いを借りつつ4,100ドルを4時間足終値で超えると、多くのトレーダーによりレジスタンスを突破したと意識されるだろう。この結果買い注文が集まり、平行チャネル上辺（4,400ドル付近）を目標とした上昇が始まると予測される。

免責事項：本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。