リップル社、ステーブルコイン「RLUSD」の上場準備へ

仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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Web3.0企業のリップル社は15日、米ドル連動型のステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」上場に向け、複数の取引所やプラットホームとの提携を発表した。

これによりRLUSDは、Uphold、Bitstamp、Bitso、MoonPay、Independent Reserve、CoinMENA、Bullishなどで利用可能になる。

また、B2C2やKeyrockなどの主要なマーケットメーカーが、RLUSDの流動性をサポートするという。

諮問委員会も設置

また同社は、RLUSDの信頼性を高めることを目的として、RLUSD諮問(しもん)委員会も設置する。

委員会メンバーには、FDIC(米連邦預金保険公社)のシーラ・ベア元議長、元CENTREコンソーシアム(USDC発行および管理行う)デビッド・プースCEO、リップル社のクリス・ラーセン共同創業者などが含まれる。

委員会は、「ステーブルコインは金融インフラの近代化と金融包摂の拡大に重要な役割を果たす。イノベーション発展には、ステーブルコインの導入が最も重要になるだろう。」とコメントした。

「RLUSD」とは?

同社は2024年4月、ステーブルコインRLUSDを発行する計画を明らかにした。同コインは、米ドルの価値に連動した暗号資産(仮想通貨)で、米ドル預金、短期米国国債、その他の現金同等物によって価値が裏付けられる。

関連:リップル社、米ドルに連動したステーブルコイン発行へ

同コインの発行は、2024年後半にリップルレジャー(XRPL)とイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で実施される予定だ。

その後は、複数のブロックチェーンや分散型金融(DeFi)でも利用できるようになるという。

主に、ステーブルコインを使ったグローバルビジネス展開を考える企業向けに提供したいと考えている。

具体的なユースケースとしては、24時間365日対応のリアルタイム決済、法定通貨と仮想通貨間の資金交換、現実資産トークンとの取引などが想定されている。

テザー(USDT)とサークル(USDC)が大きな規模を占めるステーブルコイン市場において、RLUSDがいかにシェアを獲得できるか注目が集まる。

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