Yuga Labs、新チェーン「ApeChain」公開|仮想通貨APEが急騰

NFT 仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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大手非代替性トークン(NFT)「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を運営するYuga Labsは20日、新たにイーサリアム(ETH)のレイヤー3「ApeChain」のメインネットを公開した。

ユーザーは、イーサリアムもしくはアービトラム(レイヤー2)からApeChainへのブリッジができる。メインネット立ち上げから24時間で、3700万ドル(約55億円)を超える取引が行われたという。

このニュースを受け、同社が発行する暗号資産(仮想通貨)APEコイン(APE)価値は、過去2日間で2倍以上に急騰している。

「APE」をガス代として使用可能

同ネットワークは、大手レイヤー2のアービトラムの提供する「Arbitrum Orbit」を利用して作成および稼働している。

「Arbitrum Orbit」とは、アービトラムの提供するセキュリティや通信技術などを使用したレイヤー2もしくはレイヤー3の作成ができるツールキットだ。

この技術を使うことで同ネットワークは、NFTの鋳造、取引、分散型アプリケーション(dApps)をサポートし、シームレスなユーザー体験を実現するという。

その中の1つの体験として、仮想通貨APEが、同ネットワークのガス料金として利用できるようになることやYuga Labsの提供するエコシステムでの支払いに使えるようになる。

「LayerZero」も統合

さらに同ネットワークは、クロスチェーン相互運用プロトコル「LayerZero」と提携。LayerZeroとは、あらゆるブロックチェーン間の資産や情報の移動を摩擦なく実行できることを目的としたプロトコルだ。

過去には、大規模なZROトークンの仮想通貨エアドロップも実施している。

関連:レイヤーゼロ、エアドロップを20日20時から開始|確認サイトも設置

Layer Zeroの提供するトークン規格「Omnichain Fungible Token(OFT)」と統合することで、摩擦のないクロスチェーン転送が可能になるという。

また、同ネットワークに転送したAPE、ETH、ステーブルコインは、ステーキングし利回り収入を獲得できる。

ステーキングとは、ブロックチェーンなどのシステムへ仮想通貨を投資することで、報酬を獲得できる仕組みだ。

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