リップル社XRP、RLUSDステーブルコイン延期で3位後退

リップル(XRP) 仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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最終更新日: 

暗号資産(仮想通貨)XRPxrp logo XRP 1.03%の価格は5日、リップル社によるRLUSDステーブルコインの発行延期を受け急落した

日中最高値2.68ドル(約402円)から6%下落し2.3574ドル(約354円)で取引を終えた。

この下落により時価総額ランキングでテザー(USDT)に抜かれ4位となった。USDTの時価総額は1358億ドル(約20.3兆円)を記録している。

Xrp (XRP)
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取引高激減で売り圧力強まる


リップル社は5日、ニューヨーク州金融サービス局からの最終承認待ちを理由にRLUSDステーブルコインの発行延期を発表した。同社は規制順守を重視する姿勢を示したものの、この発表は市場に不透明感をもたらした。

取引高は320億ドル(約4.8兆円)から160億ドル(約2.4兆円)まで急減。24時間の取引高は最終的に260.2億ドル(約3.9兆円)となり前日比40%の減少となった。

市場全体のステーブルコイン取引高が26.88%増の3278.5億ドル(約49.1兆円)を記録したことも、XRPの下げ要因となった。

SEC訴訟の進展に期待


リップル社と米証券取引委員会(SEC)との長期化する法的争いに進展の兆しが見えてきた。ゲーリー・ゲンスラーSEC委員長が1月に退任予定で、後任として有力視されるポール・アトキンス氏は革新的な金融技術に理解を示す人物として知られている。

アトキンス氏の就任は、リップル社にとって追い風となる可能性がある。同社のブラッド・ガーリングハウスCEOがドナルド・トランプ次期大統領と面会したことも、規制環境の改善期待を高めている。

市場関係者は強気な見方を維持


価格下落が続くなか、市場関係者は強気な見方を崩していない。市場アナリストのergagcrypto氏はXRPの価格が2ドルを下回る可能性は低いとの見解を示している。

1月のSEC委員長交代を控え、投資家の間では慎重ながらも期待が高まっている。規制環境の改善がリップル社の事業展開を後押しし、XRP価格の回復につながるとの見方が広がっている。

個人投資家は、SECとの和解進展を見据えた投資判断が求められる。目先の価格変動に一喜一憂せず、中長期的な視点での投資戦略立案が重要となっている。

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