WLFI価格20%超の急騰、2つの大型提携受け|USD1拡大など

トランプ一族と関係するDeFiプロジェクトのワールドリバティファイナンシャル(WLFI)は18日、米フロリダ州パームビーチのマー・ア・ラゴで「ワールドリバティフォーラム」を開催した。
フォーラムでは2件の主要な戦略的提携が発表されたことを受け、フォーラム開催前の24時間でWLFIトークンは22%超上昇した。
ステーブルコインと不動産トークン化で大型提携
1件目は、運用資産残高3兆5000億ドル規模の金融ソリューション企業アペックス・グループとの提携だ。
WLFIはドル連動型ステーブルコインUSD1を従来のファンド運用業務に試験導入する取り組みを共同で進める。
USD1は従来の銀行決済ネットワークより迅速な資金移動を可能にする設計で、ファンドの申込・分配・解約における決済遅延や運用コストの削減を目指す。
2件目は、モルディブのトランプ・インターナショナル・ホテル&リゾートのローン収益権をトークン化する計画だ。
リアルワールドアセット(RWA)のトークン化プラットフォームを手がけるセキュリタイズ社と、国際的な高級不動産デベロッパーのダーグローバル社と連携して実施する。
対象は適格な認定投資家で、モルディブのホスピタリティ資産から生じる固定利回りとローン収益を提供する。
発行は対応するパブリックブロックチェーン上で行われる予定で、規制要件を満たした上でサードパーティのパートナーやウォレット経由でのアクセスも計画している。
また、法令の範囲内で、保有トークンをWLFIマーケッツにおけるローン担保として活用できる可能性もある。
WLFIのザック・ウィトコフ共同創業者兼CEOは、フォーラムへの大きな反響について「WLFIのミッションが最高レベルで共鳴していることを示している」と述べ、AIと24時間365日稼働する市場の時代における金融インフラ近代化の「世界有数の推進者たちが一堂に会した」と強調した。
金融・政策の要人400人が集結
フォーラムには金融、テクノロジー、スポーツ、メディア、政府など各分野の幹部や政策立案者ら約400人が参加。
終日にわたるプログラムでは、米ドルの将来像や金融インフラの近代化、グローバル市場における米国の役割をテーマに基調講演やパネルディスカッションが行われた。
登壇者にはゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEO、ナスダックのアデナ・フリードマン会長兼CEO、ニューヨーク証券取引所のリン・マーティン社長、商品先物取引委員会(CFTC)のマイケル・セリグ委員長、フランクリン・テンプルトンのジェニー・ジョンソン社長兼CEOらが名を連ねた。
WLFIの共同創業者には、エリック・トランプ氏が名を連ねている。
フォーラムは、米国でデジタル資産の規制整備をめぐる議論が活発化する中で開催された。
証券取引委員会(SEC)とCFTCの間でデジタル資産の監督権限を明確化することを目的とした「CLARITYアクト」の立法議論を前に、両機関の幹部がフォーラムに出席し意見を交わした。