トム・リー氏、仮想通貨市場の底打ち指摘|BTCに進化の兆しも
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ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BMNR)のトム・リー会長は4日、暗号資産(仮想通貨)市場が調整局面の底を打ったとの見解を示した。
ドバイで開催された「バイナンス・ブロックチェーン・ウィーク2025」に登壇したリー氏は、ビットコイン(BTC)が年末までに10万ドルを超える可能性が「非常に高い」との予測を示した。
また、「10月に記録した過去最高値12万5100ドルを更新する展開もあり得る」と述べた。
25年の目標価格として掲げていた25万ドルからは下方修正したが、依然として強気な姿勢を維持している。
ビットコインの4年周期と市場の底打ち
リー氏は、仮想通貨市場において「積極的なレバレッジ解消」が進み、投機的なポジションが排除されたことで、次の上昇局面に向けた地ならしが整ったと分析した。
過去のFTX破綻時の市場と比較し、回復には約8週間を要すると指摘。現在はその回復フェーズが完了し、底打ちを終えた段階にあるとの認識を示している。
ビットコインの今後は、ネットワーク維持の安定化や機関投資家の関与拡大によって、市場全体の基盤を支える役割が強まるとの見方がある。
また、従来のBTCにおける4年周期のサイクルに変化が生じており、市場構造が新たな段階へ移行する可能性にも言及した。
イーサリアムへの大規模な資金流入
ビットマインは25年に入り、4万1946ETH(約1億3000万ドル)相当のイーサリアム(ETH)を購入し、世界有数のETH保有企業となった。
この取引は、同社が今後のETHの価格上昇を見越した長期的な戦略の一環として行われたとみられる。
リー氏は、ETHが将来的に6万2000ドルに達する可能性があるとし、ウォール街によるトークン化の加速がETHの需要を押し上げると予測している。
特に、不動産や株式などの伝統的資産がブロックチェーン上でトークン化される動きが本格化すれば、スマートコントラクト機能を備えたイーサリアムの優位性が一層強まるとの見方を示した。
今後10年は、機関投資家の参入と規制整備の進展により、ETHを含む仮想通貨全体の成長にとって極めて重要な時期になるという。
ビットコインの進化を担うBitcoin Hyper
BTC関連技術への成長期待を背景に、既存ブロックチェーンの課題を解決する新たなプロジェクトが注目を集めている。
中でも、レイヤー2ソリューションBitcoin Hyper(HYPER)は、ビットコインのスケーラビリティ問題に対処し、高速かつ低コストな取引を実現することを目指している。
これにより、BTCは決済ネットワークから、DeFiやdAppsを展開できるプログラマブルな環境へと進化しつつある。
同プロジェクトは25年のプレセールで2916万ドル以上を調達し、今年最も成功した資金調達例の一つとなった。
25年第4四半期にはメインネットのローンチも予定されており、BTCエコシステムにおける新たな展開として注目されている。
詳細な技術仕様やロードマップは公式サイトで公開されている。
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