BTC回復に追い風|新しい仮想通貨がプレセール2950万ドル調達

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ビットコイン(BTC)は16日、8万5000ドル付近までの急落を見せた。

そのような状況下で、ビットコインレイヤー2のBitcoin Hyper(HYPER)は、プレセールで約2950万ドルの資金調達に成功した。

ビットコイン本体には一切手を加えず、長年の課題であった処理速度や機能制限を解消するレイヤー2ソリューションとして開発が進む。

BTCは現在、「価値の保存手段」を超えた実用性への需要が高まっている。

ビットコインが抱える構造的な制約

ビットコインは、政府や企業が変更・支配できない不変の貨幣として設計された。

この堅牢性を実現するため、速度や柔軟性は意図的に犠牲にされている。

SHA-256のような単純な暗号技術に依存しているのもこのためだ。

即座に検証可能だが逆転は不可能という非対称性が、セキュリティの基盤を支えている。

一方で、処理能力には明確な限界がある。

ビットコインは理論上、1秒あたり最大7件の取引しか処理できない。

イーサリアム(ETH)の約119件、ソラナ(SOL)の6万5000件と比較すると、その差は歴然としている。

スマートコントラクトやDeFiといった高度な機能も、ビットコインの基盤層では実行できない。

シンプルであり続けることが強みである以上、複雑な処理は別の場所で行う必要がある。

そんな中、ビットコインの価格上昇を後押しする可能性を秘めた新しい暗号資産(仮想通貨)が、投資家の注目を集めている。

Bitcoin Hyperが提案する新しい仮想通貨の仕組み

Bitcoin Hyperは、ビットコインを「アップグレード」するのではなく、その周囲に高速な実行環境を構築する。

ビットコインは決済の最終層として維持され、本来設計に含まれていない機能は外部で処理される形だ。

技術的な特徴として、ソラナ仮想マシン(SVM)上で動作する実行層を採用。

処理をビットコインの遅い基盤層から切り離し、速度と拡張性に優れた環境へ移行させる設計となっている。

ユーザーがBTCを指定アドレスに送金すると、レイヤー2上で同等量のラップドBTCが発行される。

このラップドBTCはDeFiやステーキング、分散型アプリケーションで利用可能だ。

取引は高速かつ低コストで処理され、レイヤー2の状態は定期的にビットコインの基盤層にコミットされる。

これによりセキュリティを維持しながら、実用性を大幅に拡張できる仕組みとなっている。

プレセール参加と今後の展望

HYPERトークンは現在仮想通貨プレセール中で、価格は0.0134ドル(約2.08円)前後。

数日ごとに価格が上昇する段階的な設計を採用しており、早期参加者ほど有利な条件で取得できる。

購入方法はシンプルだ。

公式サイトでウォレットを接続し、ETH・USDT・BNBなどで交換するか、クレジットカードでの購入も可能。

取得したトークンはトークン生成イベント(TGE)後にクレームできる。

TGEは2025年第4四半期を予定しているが、プレセールの需要次第では前倒しの可能性もあるという。

ステーキング機能も提供されており、購入と同時にステーキングを選択することで報酬を得られる設計だ。

ビットコインの価値を維持しながら実用性を拡張するというコンセプトは、6桁台の価格を支える新たな需要源となる可能性を秘めている。

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