仮想通貨大手テザー、55億ドルの利益をAI投資へ

仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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暗号資産(仮想通貨)の大手ステーブルコインを運営するテザーは12日、人工知能(AI)と新興技術への投資を本格化させることを明らかにした。同社のパオロ・アルドイノCEOは、グーグルやマイクロソフトといった大手テック企業との競合を視野に入れている。

同社は2024年上半期に52億ドル(約7700億円)の利益を計上。この巨額の利益は、主に金利上昇による準備金の運用益拡大が要因だ。

同社が発行する仮想通貨USDTの準備金は、短期の米国債などで運用されている。アルドイノCEOによると、準備金の運用利回りは以前の0.2%から現在は5.5%にまで上昇しているという。

AIと新興技術への投資を加速

同社は今後、この利益の大部分を新設した投資部門「テザー・エボ(Tether Evo)」を通じて、AIや脳・コンピューターインターフェース(BCI)などの新興技術に投資する方針だ。

「ビットコインの精神である金融の自由、言論の自由、技術へのアクセスの自由を、我々が投資するあらゆるベンチャーに持ち込もうとしている」とアルドイノCEOは語る。

特にAI分野では、既存の大手テック企業から独立した存在として市場に参入する意向を示している。「AIが政治化されつつあるのを目の当たりにしている。アマゾン、マイクロソフト、グーグルといった従来のプレイヤーとは独立した存在が、非常に重要になるだろう」と述べた。

分散化の理念を他分野へ

同社は仮想通貨分野で培った「分散化」の概念を、AI分野にも適用しようとしている。これは、特定の企業や組織に権力が集中することを避け、より多くの人々が技術の恩恵を受けられるようにするという考え方だ。

アルドイノCEOは「プライバシーを尊重し、データをローカルに保持し、ソーシャルメディアプラットフォームを運営する同じ企業によってデータが収穫されないことを保証する脳・コンピューターインターフェースの構築が非常に重要になるだろう」と述べ、BCIへの投資にも意欲を示した。

テザーの新たな投資戦略は、ビットコイン(BTC)や仮想通貨業界の枠を超えて、テクノロジー産業全体に影響を与える可能性がある。今後、AIやBCIなどの分野で、テザーがどのような役割を果たしていくのか、注目が集まるだろう。

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