1BTC＝2000万ドルへ、ストラテジー会長が今後20年間を強気予測

ストラテジーのマイケル・セイラー会長は、ビットコイン（BTC）が今後20年間で年率約30%上昇し、1BTCあたり2000万ドルに達する可能性があると予測した。

同氏はCNBCのインタビューで、80%から90%の価格下落にも耐えられる財務体質を持つと述べ、長期的な強気姿勢を鮮明にしている。

年率30%成長を支える市場の成熟

セイラー氏は2025年末までにビットコインが15万ドルに達すると予測した。

これは同社をカバーするアナリストのコンセンサスと一致している。

さらに「BTC価格が4年から8年以内に100万ドルに到達しない理由が分からない」と述べた。

長期予測の根拠として、同氏はビットコインの年間ボラティリティが取得を開始した2020年の約80%から現在約50%まで低下したことを挙げている。

ボラティリティ低下は市場の成熟を反映しており、米証券取引委員会（SEC）がトークン化証券に肯定的見解を示したことが要因だ。

ストラテジーは企業としてビットコインを大量に保有する代表格として知られる。

同社は現在、平均取得単価7万4433ドルで64万9870BTCを保有しており、その総額は約484億ドルに上る。

セイラー氏は過去12カ月を業界史上最高の12カ月だったと振り返り、ステーブルコインやトークン化資産の分野で起きている技術革新をカンブリア爆発と表現した。

AIの価値保存手段としてのビットコイン

同氏はストラテジーの株式が、約60%のボラティリティでビットコインを直接保有する以上の成果を出す増幅されたビットコインとして機能していると説明。

同社の強固な財務体質は、市場の大幅な調整局面でも強制的な売却を迫られることなく取得戦略を継続することを可能にしている。

実際、同社は11月10日から16日にかけて8178BTCを約8億3600万ドルで追加購入し、7月以来最大規模の買い増しを実施した。

セイラー氏は「同社は80%から90%の下落にも耐えられるよう設計されている」と述べ、極端な市場調整への備えを強調している。

セイラー氏はまた、AIとの関連性にも言及した。

将来的にAIシステムが、サイバー空間の恒久的な価値保存手段としてビットコインを利用する可能性があるという。

同氏は「10億のAIが80億人と4億社を代表する10億のAIとビジネスをしたいと考えるようになる」と述べた。

続けて、エージェントは従来の銀行システムに我慢できず、ビットコインが財務資産として機能すると予測した。

ビットコイン今後を拡張、Bitcoin Hyperが浮上

ビットコインの可能性をさらに拡大することを目指し、投資家の注目を集める新たなプロジェクトが登場している。

ビットコインのスケーラビリティ問題に取り組むレイヤー2ソリューションとして開発されたBitcoin Hyper（HYPER）だ。

Bitcoin Hyperは、ビットコインの価値保存機能を維持しつつ、取引速度の向上と手数料の削減という長年の課題を解決する。

高速処理で知られるソラナ仮想マシン（SVM）技術を統合するという革新的なアプローチを採用している。

ビットコインネットワーク上での取引をより高速かつ安価に実行するだけでなく、スマートコントラクト機能の実装も可能になると期待されている。

野心的なビジョンは既に市場から大きな評価を受けており、仮想通貨プレセールで約2800万ドルの資金調達に成功した。

多くの個人投資家やファンドがその将来性に強い関心を寄せていることの証左だ。

現在HYPERは約0.058ドルとまだ初期段階にあるが、一部では次なる100倍銘柄として、2030年までに最大0.75ドルに達するとの予測も出ている。

ビットコインの堅牢な基盤に次世代の機能性を加えるBitcoin Hyperは、今後のアルトコインシーズンで市場をリードする存在となる。

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