ソル・ストラテジーズ、ビットコインを売却|ソラナに買い換え

仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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カナダ拠点の投資会社ソル・ストラテジーズ(旧サイファーパンク)は29日、170万ドル相当のビットコイン(BTC)を売却し、新たに1万2389枚のソラナ(SOL)を購入した。

これにより同社は、SOL保有量が13万125.2186枚となり、執筆時点で2350万ドルの価値に相当する。

この動きは、暗号資産(仮想通貨)の時価総額がもっとも大きいビットコイン(BTC)が、最高値1BTC=7万3750ドルに迫る中で行われた。

関連:ビットコイン(BTC)、円ベースで最高値を更新|約5ヶ月ぶり

ソラナに注力するために社名変更

同社は2024年9月、ソラナエコシステムへの投資リーダーとなることを目指し、社名を旧サイファーパンクから現ソル・ストラテジーズに変更した。

同社はこれまで、ビットコインやイーサリアム(ETH)など様々なブロックチェーンに投資を行ってきた。

その中でソラナエコシステムの成長に大きな可能性を感じ、今後はソラナのステーキングやプロジェクトへの投資に注力することを決めたという。

6月からは、独自のバリデーターを運用し、SOLステーキング報酬を獲得してきている。

関連:サイファーパンク、ソラナを追加購入|総保有量は30億円超え

今回のSOL購入について、同社のリア・ウォルドCEOは、以下のようにコメントしている。

「BTC保有の一部をSOLに再配分することは、ソラナ上の分散型金融(DeFi)の進化に対する当社の戦略的提携を反映しています。ビットコインは依然としてデジタル資産分野の基盤となっていますが、ソラナの成長軌道と革新的能力は、ブロックチェーンインフラストラクチャの次の段階を推進する独自の立場にあると認識しています。」

ソラナの現物ETF実現に向けた動き

ソラナは、エコシステムの発展のみならず、いくつかの機関によって現物上場投資信託(ETF)の申請も進られている。ETFとは、証券取引所に上場し株式と同等に取引できる投資商品だ。

すでに米国では、ビットコインとイーサリアムの現物ETFが承認されており、数百億ドル規模の資金流入が記録されている。

そのため、ソラナの現物ETFが実現すれば、エコシステムおよび価格に大きな影響が現れることが期待されている。

ただし、米シカゴ拠点の証券取引所CboeによるSOLの現物ETFの申請は、米証券取引委員会(SEC)によって却下されており、承認までには少し時間がかかる見込みだ。

関連:ソラナ現物ETF、米SECが申請を却下|情報筋

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