ビットコイン、7.5万ドルに下落か|企業買い減で仮想通貨に警告

暗号資産(仮想通貨)アナリストのピーター・シフ氏は26日、ビットコイン(BTC)が近く約7万5000ドル(約1103万円)まで急落する可能性を警告した。
この見通しは、仮想通貨が直近最高値から13%下落し、10万9000ドルを下回った状況で示された。
シフ氏は、企業による積極的な買い増しと市場の過度な期待にもかかわらず、ビットコインの価格維持ができていない現状を問題視。
「少なくとも7万5000ドルまでの下落は視野に入っている。ストラテジーの平均取得コストをわずかに下回る水準だ」と述べた。
ビットコイン価格の現状と機関投資動向
ビットコインは26日時点で約11万313ドルで取引されており、過去24時間で約1.68%下落した。
同氏の予測する7万5000ドルという水準は、仮想通貨最大の企業保有者であるストラテジー社の平均取得コスト約7万3320ドルを下回る重要な価格帯となる。
ストラテジー社は8月17日時点で62万9376BTCを保有し、総投資額は約461億5000万ドルに達している。
シフ氏は同時期の金価格の横ばい推移やナスダック指数の1%下落と比較してビットコインの相対的な弱さを指摘した。
取引量も前日比10.27%減の775億7000万ドルに落ち込んでおり、投資家の慎重姿勢が浮き彫りになっている。
大口投資家の動きとイーサリアムへの資金移動
市場では注目すべき大口投資家の動きも確認されている。
7年間で10万784BTCを蓄積していた古参ウォレットが8月25日に2万2769BTCを売却。
売却資金で47万2920ETHを取得し、さらに5億7700万ドルのイーサリアムロングポジションを構築した。
この動きは、一部の大口投資家がビットコインからイーサリアム(ETH)へ資金をシフトしていることを示している。
イーサリアムは同時期に一時4946ドルの史上最高値を記録しており、仮想通貨投資が分散している状況がうかがえる。
シフ氏は現在の水準からビットコイン保有者に対し、31%以上の下落を避けるため直ちに売却し、7万5000ドルの底値到達時での再購入を検討するよう助言。
近くスーパーサイクルに入り今後数年間で仮想通貨を大幅に上回るパフォーマンスを示すとの見解を維持している。