NFT大手OpenSea、旧プラットフォームを16日に終了

アルトコイン
暗号資産ジャーナリスト
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NFTマーケットプレイス大手のオープンシーは9日、旧プラットフォームOS1のサポートを6月16日に終了し、新インターフェースへ完全に移行する計画を明らかにした

この移行は、これまでベータ版として提供されてきた新インターフェースOS2への全面的な切り替えを完了させるものだ。イーサリアム(ETH)

ユーザーの資産や注文、データはすでに新プラットフォームで利用可能であり、特別な対応は必要ないとしている。

新プラットフォームへの移行と廃止される機能

今回の移行に伴い、旧プラットフォームOS1の複数の機能が廃止される。

対象となるのは、一部のユーザーが利用していたP2P取引ツールのDealsや、利用頻度が低かったイングリッシュオークション形式での出品だ。

また、コレクションごとに単一通貨での取引に統一されるため、複数通貨での出品・オファー機能も終了する。

その他、テストネットやショッピングカート機能も廃止されるが、一括購入機能は引き続き利用可能だ。

これにより、今後はすべての取引や作品の検索などが新しいプラットフォーム上で行われることになる。

特に主要な取引で用いられるイーサリアム(ETH)などを含め、クリエイターやトレーダーは、OS2インターフェースを利用して活動する必要がある。

合理化とユーザー体験向上への取り組み

オープンシーによると、今回の決定はプラットフォームを合理化し、広く利用されている機能にリソースを集中させるための戦略の一環だ。

Dealsやイングリッシュオークションといった機能は、利用率が低かったことが廃止の主な理由として挙げられている。

OS1を廃止することで、同社は新インターフェースのユーザー体験向上に注力する方針だ。

これは、Web3をクリエイターやコレクターにとってよりシンプルで利用しやすくするというオープンシーの目標とも合致する。

このようなプラットフォームの進化は、NFTだけでなく、より広い暗号資産(仮想通貨)市場全体の発展にも寄与するものだ。

同社は、廃止される機能についても、将来的にユーザーからのフィードバックに基づき、新たな形で復活させる可能性を示唆している。

主要通貨以外のアルトコインを利用した取引機能なども、今後の検討課題だ。

このアップグレードは、2024年3月に行われた注文効率を向上させるためのSeaport v1.6への移行に続く、大規模なプラットフォーム改善の一環と位置づけられる。

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