米ソラナ・カンパニー、5.2億ドルのSOLを企業資産として取得

ナスダック上場のソラナ・カンパニー(旧ヘリウス・メディカル・テクノロジーズ)は6日、5億2500万ドルを超えるソラナ(SOL)を企業資産として取得した。
同社はティッカーシンボル「HSDT」で取引され、保有するデジタル資産は220万SOLを超え、総額は5億2500万ドルを超える規模となる。
この額は、9月18日に完了した私募で調達した総額を、わずか3週間足らずで上回った。
今回の取得により、HSDTは仮想通貨ネイティブではない企業として、最大級のソラナ保有者の一つとなった。
ビットコイン超えの戦略、ソラナ特化で株主価値最大化
同社はこの動きを「ソラナエコシステムへの長期的なコミットメント」と位置づけている。
一方で、従来の神経技術や医療機器事業も継続する方針だ。
これは、ストラテジー社がビットコイン(BTC)に特化した資産戦略をとっているのとは対照的に、ソラナに焦点を当てたアルトコイン戦略となる。
HSDTがソラナを選んだ背景には、その高いネットワーク性能がある。
秒間3500件を超える処理能力や、ビットコインのような利回りを持たない資産とは異なり、ソラナが設計上約7%のネイティブステーキング利回りを持つ点を評価した。
株価190%急騰、市場が好反応示す
市場はこのニュースに大きく反応した。
ソラナを資産に加える発表以降、HSDTの株価は約190%という大幅な上昇を記録した。
ソラナ価格も発表後に3.57%上昇し、一部のテクニカル分析では300ドルへの回復も予測されている。
HSDTは残りの現金1500万ドルを使い、さらにソラナの保有を増やす可能性も示唆しており、今後の動向が注目される状況だ。
このような企業の仮想通貨投資は、市場全体に新たな動きをもたらす可能性がある。
ソラナが企業財務戦略の選択肢として認識され始めたことは、市場にとって重要な転換点となる可能性がある。
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