2/9イーサリアム価格分析|2100ドル回復も底打ちには早期か
Crypto News Japanは透明性を最優先としています。記事にはアフィリエイトリンクを含む場合があり、リンク経由のご利用で手数料を受け取ることがあります。ただし、報酬が分析・意見・レビューの内容に影響することはありません。編集コンテンツはパートナーシップから独立し、公開済みの評価基準に基づいて制作しています。詳しくは広告開示全文をご覧ください。

イーサリアム(ETH)市場は9日、数日間にわたる激しいボラティリティをこなし、心理的節目である2100ドルラインを一時回復した。
しかし、オンチェーン上で観測される不穏な資金フローや現物市場の需給構造を鑑みれば、底打ちと断じるには尚早だ。
市場の関心は、クジラ(大口投資家)主導による大量売却の余波を消化し、新たな価格均衡点を見出せるか否かの一点に集約されている。
機関投資家の大口売りがイーサリアム市場を押し下げ
イーサリアム価格の乱高下の主因は明確だ。
オンチェーンデータは、機関投資家クラスの主体であるTrend Research関連ウォレットによる大規模なポジション解消を示していた。
送金データでは、大手取引所バイナンスへの巨額のETH移動が確認された。
短期間に1万1000 ETH(約2303万ドル)や9770 ETH(約2055万ドル)といった資金が相次いで着金しており、これは内部移動ではなく、売却を意図した中央集権取引所(CEX)への預入であるとみられる。
市場アナリストの試算では、Trend Researchは残存していた約4400万ドル相当のETHを全て売却し、一連の取引で損失総額は約7億5000万ドルに達したという。
これにより、イーサリアム市場に売り圧が広がり、価格の下押しを招いた。
バイナンスへの資金流入の急増と価格下落は、相関が示唆される。
通常、強気相場では取引所からの資金流出が蓄積を意味するが、今回は流入が優勢となり、売りが先行した。
一方で直近のデータには、売り一辺倒から現物市場でのポジション再構築へ移る兆候も見られる。
純流出入の乱高下は、市場が新たな均衡点を模索していることを示す。
Trend Researchという大口の売り圧が一段落したことは、中長期的には需給の改善につながる可能性がある。
イーサリアム価格分析:2100ドル付近の攻防が焦点に

出典:TradingView ETH/USD 日足(2025年3月~現在まで)
イーサリアム(ETH)の価格推移は、現在重要な局面に差し掛かっている。
2025年後半に形成した上昇幅の多くを失い、直近では1800ドル台まで調整している。
こうした全戻しに近い動きは、市場心理がリセットされたことを示しているとみられる。
下落の転換点となったのは、昨年10月下旬の日足チャートで発生したデッドクロスだ。
短期(20日)移動平均線が長期(100日)移動平均線を下抜けして以降、市場構造は強気から弱気へと変化し、反発局面での買い意欲は限定的となった。
以降は戻り売りが優勢となる展開が続いている。
オシレーター系指標では、日足RSI(相対力指数)が31付近まで低下し、売られ過ぎの水準を示唆。
ただし、これを直ちに買いサインとみなすのは早計だ。
目先の焦点は2100ドル付近の攻防であり、ここを上抜けてレジスタンスをサポートに転換できるかが重要になる。
一方で、2100ドルで押し戻される展開が続けば、2000ドルの心理的防衛ラインを再び割り込み、下値を試す動きが強まる可能性がある。
テクニカル上の次の主要サポートは1500~1550ドル付近で、現状ではこの領域までの下落余地が意識されている。
現時点では、楽観的な見方よりもダウンサイドリスクを重視し、価格の推移を慎重に見極める必要がある。
投資家の資金は次世代ビットコインインフラへ移動か
イーサリアム投資家は、長期化する調整局面への警戒を依然として緩めていない。
だが、この停滞感はイーサリアム特有のものではない。ビットコイン(BTC)もまた重要サポートを割り込み、6万ドル水準での攻防を余儀なくされている。
著名投資家マイケル・バーリが指摘した有用性の欠如への懸念は、市場全体に通底する課題だ。
仮想通貨市場はいま、単なる投機対象から脱却し、実需に基づく価値形成へと構造的な転換を迫られている。
こうした不確実性のなか、短期的な価格変動リスクから距離を置き、次世代インフラとして資金を呼び込んでいるのがBitcoin Hyper(HYPER)だ。
その革新性は、ビットコインの堅牢なセキュリティ層に、業界最速の実行環境であるソラナ仮想マシンを統合した点にある。
これは単なるL2スケーリングにとどまらず、理論値で秒間100万トランザクション(TPS)を処理可能な高速レーンをビットコイン上に構築する試みだ。
これにより、従来のBTCネットワークでは困難だった高速決済や、データ転送を伴うDeFiアプリケーションの実装が可能となり、ビットコインに有機的なユースケースをもたらすことが期待される。
市場の不透明感が増すなか、投機からネットワークの長期的価値へと資金のローテーションは静かに進行している。
既に3130万ドル(約49億円)規模の初期投資が流入しており、インフラストラクチャとしての潜在的な期待値を裏付けている。
本質的な価値を見極める投資家にとって、今はこの新しい仮想通貨に注視すべき局面と言えるだろう。
Bitcoin Hyperを見てみる