コインチェックのIEO、ファンプラ|開始2日で目標10億円突破

仮想通貨取引所
Sui DeFi Researcher / Scallop Ambassador
監修
最終更新日: 

暗号資産(仮想通貨)取引所のコインチェックは23日、同社が実施中の暗号資産「Fanpla」のIEO購入申し込み総額が、調達目標金額の10億円を突破したと明かした。

このIEOは、マネックスグループ傘下のコインチェックが2025年10月21日に開始したもの。

同社は6年連続で国内の仮想通貨取引アプリダウンロード数首位を維持している。

今回販売されるFPLは、Fanpla社が発行する仮想通貨で、1トークンあたり1.0円で10億FPLが提供される。

総額10億円の資金調達を目指していたが、申込開始からわずか2日で目標を達成。

FPLは今後、プラットフォーム内での決済や投票、ステーキングなどに活用される予定だ。

好調の背景にある強力なパートナーシップ

今回のIEOが短期間で目標額を達成した最大の要因は、プロジェクトがFanplus社との提携で進められている点にある。

同社は音楽アーティストのファンサイトを運営し、国内最大級となる700組以上のアーティストと400万人を超える有料会員ネットワークを持つ。

この強固な既存ユーザー基盤が、初期需要と信頼性を生み出した。

また、国内9例目となる今回のIEOは、音楽業界におけるWeb3導入の先行事例として注目を集めている。

そのため、エンタメ分野での新たな技術活用への期待感も追い風となっている。

規制に準拠したIEOの仕組みと今後の展望

FPLはイーサリアムブロックチェーン上で発行されるERC-20規格のトークンで、日本の資金決済法上は「第一号暗号資産」に分類される。

国内大手の仮想通貨取引所Coincheck IEOは、取引所が審査を行い、日本国内の法規制に準拠した透明性の高い枠組みである点が特徴だ。

Fanplaプロジェクトは「アーティストとファンが中心となる新たな空間を創造し、その関係性や体験価値をアップデートする」ことを掲げている。

購入申し込みは2025年11月4日まで受け付け、同日に抽選を実施。

FPLの受渡しは11月5日、コインチェックでの取引は11月11日開始予定となっている。

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