ブロックチェーン通信Axelarの現物ETFが申請|米カナリー社

投資企業キャナリー・キャピタルは5日、ブロックチェーン相互運用性プロトコル「Axelar」のネイティブトークンAXLの上場投資信託(ETF)に関するS-1フォームを米国証券取引委員会(SEC)に提出した。
同社は2月20日、「Canary AXL Trust」を立ち上げており、機関投資家にAXLトークンへの投資機会を提供していた。
この報道を受けAXLトークンの価格は、一時10%以上急騰。同トークンを取引可能な資産クラスとして位置づけるための重要なステップと考えられている。
Axelarとは?
Axelarとは、ビットコイン(BTC)、ソラナ(SOL)、スイ(SUI)など様々なブロックチェーン間の相互運用性を提供するプロトコルだ。
AXLトークンは、これらのネットワーク間で分散型セキュリティとスケーラビリティを促進する役割を果たしている。
同プロトコルの預かり資産額(TVL)は、2024年11月に10億ドルを突破。アポロ・グローバル・マネジメント、JPモルガン、ドイツ銀行などの主要金融機関とのパートナーシップも実施している。
機関投資家の仮想通貨需要が拡大
今回の動きの背景には、市場環境の改善と規制の明確化が進む中、機関投資家の間で暗号資産(仮想通貨)への投資意欲が高まっていることがある。
また、ビットコインやイーサリアム(ETH)以外の新興ブロックチェーン技術へのアクセスを求める声も強まっている。
キャナリー・キャピタルはこれまでも、リップル(XRP)やSOLの現物ETFも申請中だ。
今回のAXL ETFの申請は、機関投資家へ容易な仮想通貨への投資手段を提供する動きの一環と考えられる。
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