アンドレ・クローニェ氏の新DeFi「Flying Tulip」が2億ドル調達

DeFiの著名開発者であるアンドレ・クローニェ氏は29日、新プロジェクトFlying Tulipを立ち上げ、シードラウンドで2億ドルを調達した。
ブレバン・ハワード・デジタルやコインファンドなどの機関投資家が参加し、今後同評価額でさらに最大8億ドルの公募トークンセールを実施する計画だ。
Flying Tulipは、現物取引、デリバティブ、レンディング、ステーブルコインftUSDなどを一つのシステムに統合したオンチェーン取引所として設計。
調達資金は、完全に統合されたオンチェーン金融インフラの構築に充てられる。
資本効率重視の統合型金融市場
同プラットフォームは、透明性の高いリスク管理と長期的な持続可能性を目的に構築された。
技術基盤には、取引効率を高めるための自動マーケットメーカー(AMM)などが活用される。
開発チームは米国、欧州、アジアにまたがる約15名で構成され、Yearn Financeなどを共同設立したクロンジェ氏が主導する。
プラットフォームは初期段階でイーサリアム(ETH)、アバランチ(AVAX)、BNBチェーンに対応し、順次対応チェーンを拡大する。
収益源は取引手数料、レンディング手数料、清算、ftUSDの利回り、保険商品から得られる。
革新的なオンチェーン償還権
プロジェクトの最大の特徴は、オンチェーン償還権という革新的な仕組みだ。
プライベートセールとパブリックセールの全参加者は、FTトークンをいつでもバーンし、拠出した資産で元本を償還できる。
この機能により、参加者は下方リスクを限定しつつ、価格上昇による利益機会は維持される。
償還はオンチェーンの準備金から処理され、プロトコルのパラメーターによって制限される。
報酬はプロトコル収益の一部を原資とする市場での買い戻しによってのみ得られ、インセンティブは実際の利用状況と連動する。
クローニェ氏は「機関投資家レベルの市場構造をオンチェーンの保証と共に提供し、ユーザー、仮想通貨投資、チーム間の明確な連携を実現することが目標だ」と述べた。