21シェアーズ、現物ソラナETFの修正届出書を米SECに提出

資産運用会社21シェアーズは17日、現物ソラナETFに関する修正届出書S-1を米証券取引委員会(SEC)に提出した。
同社にとって5回目の修正申請となり、承認プロセスにおける重要な段階に入っている。
今回の修正届出書には、ティッカーシンボルの「21SH」への変更、株式登録言語の更新、カストディ契約の改訂などの管理上の調整が含まれた。
注目すべき点として、ステーキングに関する記述が含まれており、規制環境が維持される場合に有効化される可能性がある。
複数社が申請、承認タイミングに注目
現在SECは、21シェアーズを含む8社の現物ソラナETF申請を審査中だ。
ヴァンエック、ビットワイズ、グレイスケールなどの大手資産運用会社が名を連ねる。
2024年11月21日には、Cboe BZX取引所が4社のソラナETFに関する19b-4申請書を提出した。
SECは同日これらの申請を受理し、45日以内の初期判断期限が設定され、2025年1月25日が最初の期限となっている。
ジェームズ・セイファートETFアナリストは、SECが発行体との協議を進めており、承認の可能性が高まっていると指摘。
ただし、米国政府機関の閉鎖により、S-1届出書の審査が一時停止し、申請の遅延が発生している状況だ。
機関投資家が40億ドル規模の蓄積
機関投資家による将来性が高いソラナの保有が急速に拡大している。
公開企業のソラナ保有総額は約40億ドルに達し、約1780万SOLトークンを保有。
Forward Industriesが約680万SOL、Sharps Technologyが約214万SOLを保有し、上位企業となっている。
2025年9月には、デジタル資産トレジャリー企業がソラナの資産保有額を約20億ドル増加させ、230%以上の急増を記録した。
企業の多くはステーキングを通じて年率6〜8%の利回りを生成しており、長期的な投資姿勢を示している。
予測市場ポリマーケットでは、2025年末までのソラナETF承認確率が一時99%に達した。
Bloomberg IntelligenceはソラナETF承認時に30〜60億ドルの資金流入を予測しており、アルトコイン市場の期待は高まり続けている。