ミームコインLIBRA、特定ウォレットが540万ドル獲得の謎

ブロックチェーン分析企業Nansen（ナンセン）は20日、リブラ（LIBRA）トークンを迅速に売買した2つのウォレットが約540万ドルの利益を得たとの調査結果を発表した。

一方、数千人の投資家が大きな損失を被っている。

オンチェーンデータによると、2つのウォレットは協定世界時22時01分にLIBRAトークンを購入した。 これらは40分後に保有分をすべて売却した。

この取引タイミングは、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領がこのミームコインに関してツイートした時刻と正確に一致している。 この一致は、2つの仮想通貨ウォレットの所有者が内部情報を有していた可能性を示す。 また、彼らが高度な取引手法でアセットを獲得した可能性も指摘される。

大多数の投資家が損失を被る中での少数の勝者

Nansenの調査によると、トークンに関わった全1万5431ウォレットのうち、86%が合計2億5100万ドルの実現損失を経験した。 残る14%のみが1億8000万ドルの投資利益を得た。

この取引で最も注目すべき敗者の一人は、物議を醸すバーストールズ・スポーツの創設者デイブ・ポートノイである。 しかし、彼はリブラが崩壊した数時間後、プロジェクト立ち上げチームから500万ドルの返金を受けたことを確認している。

Nansenが明らかにしたその他の驚くべき発見として、23のウォレットがリブラ取引の結果、100万ドル以上の損失を出した。 また、392のアドレスは10万ドルから99万9999ドルの実現損失を経験した。

わずか1週間で98.8%下落したLIBRAトークン

本稿執筆執時点において、リブラの時価総額は5090万ドルとなっている。 これは、ソラナベースの分散型取引所Meteoraに上場した際に記録した過去最高値44億ドルから98.8%下落したことを意味する。

リブラスキャンダルは暗号資産（仮想通貨）業界に衝撃を与えた。 また、アルゼンチンの政治シーンにも影響を及ぼし、ミレイ大統領はこの一連の混乱への関与について調査を受けている。

リブラは当初、アルゼンチンの中小企業や起業家に資金を提供するという崇高な使命を掲げていたと主張された。 しかし、その主要プロモーターであるヘイデン・デイビスは、ブロックチェーン調査員Coffeezillaとのインタビューで、これが単なるミームコインであると明かした。

新興ミームコイン「BTC Bull Token」登場

現在ICO（Initial Coin Offering）実施中の新しいミームコイン「BTC Bull Token（BTCBULL）」は、ビットコイン（BTC）価格に連動した報酬制度を導入し、市場関係者の関心を集めている。

同プロジェクトは、ビットコイン価格が10万ドルに到達した直後に立ち上げられた。 ビットコイン価格が12万5000ドルに達すると総供給量の一部が焼却され、15万ドルに達するとBTCBULLトークン所有者のウォレットに直接ビットコインがエアドロップされる仕組みだ。

BTC Bull Tokenは、初期段階で既にビットコイン愛好家を惹きつける能力を証明している。また、ICO終了後に主要取引所へ上場した場合、BTCBULLトークン価格は高騰する可能性がある。

BTCBULLトークンの購入は、公式ウェブサイトにウォレットを接続し、USDT、BNB、またはETHと交換するか、クレジットカードを使用して購入することができる。

BTC Bull Tokenの公式サイトを見てみる

免責事項：暗号資産は高リスクの資産クラスです。本記事は情報提供のみを目的とし、投資アドバイスを構成するものではありません。資金の一部または全額を失うリスクにご注意ください。