投資会社ヴァンエック、ソラナのステーキング報酬を配布へ

仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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米大手投資会社ヴァンエックは21日、ヨーロッパで提供しているソラナ(SOL)上場投資証券(ETN)の投資家へSOLステーキング報酬を提供すると発表した。

ステーキングとは、仮想通貨をロックしネットワークやシステムを支援することで、受動的な収入を獲得できる仕組み。

同社のこの動きは、4月にイーサリアム(ETH)ETNの投資家にETHステーキング報酬の提供を開始した動きに続くものだ。

100億円超える規模のソラナETN

同社は、オランダのユーロネクスト・アムステルダム証券取引所に「ヴァンエック・ソラナ・ETN(VSOL)」を上場させている。

運用資産額は、執筆時点で7400万ドル(約110億円)ほどの規模となっている。

今後この資金は、ソラナネットワークに日々再投資(ステーキング)され、発生した報酬が毎日ETNの純資産価値に反映されるという。

ただし、配布されるステーキング報酬には、25%の手数料が課されるという。

現物ETFの申請も進行中

ソラナは現在、欧州を含むいくつかの地域でETNや上場取引型金融商品(ETP)が提供されている。

デジタル資産追跡会社コインシェアーズは、ソラナ関連の投資商品が2024年で5800万ドル(約87億円)相当の資金流入を集めていると報告した。

米国でも、いくつかの投資会社が、ソラナの現物上場投資信託(ETF)の申請を進めている。今回のヴァンエックも、そのうちの1社だ。

また、米大手投資会社のグレースケールは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、SOLなどで構成されたファンドを上場投資信託(ETF)化する申請を米証券取引委員会(SEC)に提出している。

関連:米グレースケール、XRPやSOL含む複合型ファンドのETF化申請

そのため、SOLがビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETF)に次ぐETF銘柄となることが期待されている。ただし規制面などの観点から、承認までには少し時間がかかると考えられる。

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