動画配信ランブル、テザー協力でウォレット提供|USDT・BTC対応

動画共有プラットフォームのランブルとステーブルコイン発行大手のテザー社は8日、プラットフォーム統合型の新たなウォレット機能を提供開始した。
今回発表されたRumble Walletは、ユーザーが動画クリエイターに対して直接暗号資産(仮想通貨)を送ることができる機能だ。
従来の銀行や決済代行会社を介さずに資金移動ができるため、手数料の削減や送金速度の向上が期待されている。
このウォレットは、ユーザー自身が資産を管理する、非保管型(ノンカストディアル)と呼ばれる仕組みを採用している。
これにより、第三者による資産の凍結や制限を受けることなく、自由な経済活動が可能になるという。
クリエイター支援の新たな仕組み
新たなウォレットは、テザー(USDT)、テザーゴールド(XAUt)、ビットコイン(BTC)の3種類の通貨に対応している。
ユーザーはこれらの通貨を使用して、お気に入りの配信者にチップやサブスクリプション料金を支払うことが可能だ。
また、決済インフラ企業のムーンペイと提携し、法定通貨と仮想通貨の交換をスムーズに行える機能も備えている。
利用者はクレジットカードやApple Pay、PayPalなどを使い、手軽にデジタル資産を入手して支払いに利用可能だ。
これから伸びる仮想通貨と期待される銘柄も、こうした決済インフラを通じて、より身近に取引や支払いに利用できる見込みだ。
この仕組みにより、クリエイターは国境を越えた支払いを即座に受け取ることが可能となる。
従来の広告ネットワークや銀行システムに依存しないため、より安定した収益基盤の構築につながると見られている。
ビッグテックへの対抗と自由の追求
ランブルのクリス・パブロフスキーCEOは、Rumble Walletの機能が同社の掲げる「言論の自由」という使命に沿った取り組みであると説明した。
外部の金融機関による検閲や口座凍結のリスクを回避し、クリエイターが経済的な主導権を保持できるよう設計されているという。
テザー社のパオロ・アルドイノCEOも、このウォレットは自由と分散化の理念を体現した製品であると強調した。
同社が開発したウォレット開発キット(WDK)を活用した、初の大規模な消費者向け事例となる。
テザー社はランブルの株式を保有しており、両社は以前から協力関係を築いてきた。
今回の統合は、動画プラットフォームにおける金融の仕組みを変革し、ユーザーに権限を取り戻すための重要な一歩になると見られている。