【1/13最新】ETHはトレンド転換なるか?今後のシナリオを分析

イーサリアム(ETH) 価格分析
暗号資産アナリスト
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最終更新日: 
免責事項:本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。

イーサリアム(ETH)の価格は13日、3100ドル付近で推移し、心理的節目である3000ドルのブレイクアウトゾーンを死守することで中期的な上昇構造を維持している。

しかし、上値には重い抵抗帯が控えており、市場は再上昇への助走か、それとも深い調整局面への入り口か、極めて重要な分水嶺に立たされている。

ビットマインが引き起こすイーサリアム供給ショック

イーサリアム市場において、一企業の動向がかつてない規模で流動性構造を変質させつつある。

世界最大のイーサリアム保有企業となったビットマインは、1月14日に控える株主投票を前に、直近1週間で2万4266 ETHを追加取得した。

これにより同社の総保有量は417万ETHを突破。これはイーサリアム総供給量の約3.45%に相当する。

一企業が市場流通量の3%超をロックアップするという事実は、売り圧力を物理的に減少させる供給ショックの現実味を帯びさせている。

ビットマインを率いるトム・リー氏は、15日にラスベガスで開催される年次総会に向け、増資枠の拡大を提案している。

この提案が可決されれば、同社は純資産価値に対しプレミアム価格で新株を発行し、その調達資金でさらなるETH購入を行うという無限買いのサイクルを強化することになる。

先週だけで7300万ドルの現金準備を追加した同社の財務戦略は、今後も継続的な買い圧力として機能する公算が大きい。

さらに特筆すべきは、同社がETHを単なる保有から利回り資産へと転換させた点だ。

過去3週間で33億ドル相当(約125万ETH)をステーキングに回しており、年率2.81%換算で年間約9270万ドルのインカムゲインを生み出す体制を整えた。

これはETHがキャピタルゲイン狙いの投機対象から、安定したキャッシュフローを生む生産的資産として機関投資家に再評価されている証左であり、企業財務への組み入れ加速による需給逼迫を予感させる。

2021年を凌駕するイーサリアム実需と強気シナリオ

価格推移の背後にある実需も極めて堅調だ。

オンチェーンデータによれば、日次トランザクション数は平均187万件を記録し、DeFiブームに沸いた2021年のピークを上回った。

アクティブアドレス数は72万8000を超え、新規アドレス作成数も2018年以来の高水準にある。

これらは現在のイーサリアム価格上昇が期待先行のバブルではなく、実際のネットワーク利用拡大に裏打ちされていることを示唆しており、市場分析における蓄積フェーズの最終段階との見方を補強している。

今後の展望について、トム・リー氏はビットコイン(BTC)が25万ドルに達するシナリオ下でETHは2万2000ドルまで上昇する余地があると指摘。

短期的にも1月末までに7000ドル〜9000ドルへの到達を予測する。

また、ヴァンエック社の長期予測も2030年の強気シナリオで15万ドル超を掲げており、長期保有の理論的支柱となっている。

現在イーサリアム市場は、ビットマインによる大規模な供給吸収と、記録的なネットワーク利用による需要拡大という、強力なファンダメンタルズの二重構造に支えられている。

14日のビットマイン株主投票の結果は、この需給逼迫を不可逆的なものにするトリガーとして、今週の重要監視事項となるだろう。

【1月13日最新イーサリアム価格分析】トレンド転換と3500ドルの壁

足元のチャートアクションは、イーサリアムが長期的なトレンド転換を果たすか否かの分水嶺にあることを示唆している。現在の価格動向を踏まえ、イーサリアムの今後の展開および2026年のメインシナリオを紐解いていく。

週足分析:100週移動平均線の奪還が強気転換の条件

ETH週足チャート

出典:TradingView ETH/USD 週足(2022年~現在まで)

週足チャートにおける最大の焦点は、100週移動平均線(100週MA)を巡る攻防にある。 2023年11月のゴールデンクロス以降、相場を支え続けてきたこの重要なラインは、2025年10月の急落局面で一度割り込まれた。

これにより市場にはトレンド崩壊への警戒感が広がったが、2026年の年明けとともに見られた力強い上昇は、買い手の意欲が依然として旺盛であることを証明した。

現在、価格は再びこの100週MA水準での攻防を繰り広げている。

週末の確定足(終値)において、このラインを明確にブレイクし、サポートとして機能させることができるかが重要だ。

もし実体ベースでの上抜けに成功すれば、中期トレンドは再び強気へと回帰する公算が大きい。

オシレーター系指標であるRSI(相対力指数)も45近辺で推移しており、過熱感は見られない。これは、上値余地が十分に残されていることを示唆するポジティブなサインだ。

日足分析:底固め完了と供給ゾーンへの挑戦

ETH日足チャート

出典:TradingView ETH/USD 日足(2025年5月~現在まで)

日足レベルに視点を移すと、調整フェーズからの脱却を示すシグナルが点灯し始めている。

2025年8月に記録した4960ドルの高値をピークに、相場は長期の下落トレンド入りを余儀なくされた。

特に10月下旬に発生した20日・100日移動平均線のデッドクロスは、戻り売り圧力を強める決定的な要因となった。

しかし、11月以降のプライスアクションは明らかに変化している。安値を切り上げるハイヤー・ロウの形成が続いており、下値での旺盛な押し目買い需要を確認できる。

年初には心理的節目である3000ドルの壁を突破し、短期的な底打ちは完了したと見てよいだろう。

目下のターゲットは、昨年12月の戻り高値が集中する3450〜3500ドルのレジスタンス帯だ。

RSIは52付近と中立やや強気の領域にあり、買われ過ぎの水準には達していない。

シナリオとしては、3000〜3100ドル台での健全な値固めを経た後、3500ドルの突破を試す展開がメインストリームとなるだろう。

イーサリアム相場展望の要点

  • 100週線のブレイクアウト: 週末終値で100週移動平均線を明確に超えられるかが、中期トレンド復活の絶対条件となる。
  • 3000ドル台の死守: 日足レベルでは3000〜3100ドルでの値固めが進行中。ここを岩盤として機能させられるかが上昇継続のカギ。
  • ターゲットは3500ドル: 次なる主要レジスタンスは3450〜3500ドル。この供給ゾーンを攻略できれば、さらなる上値追いが期待できる。
  • 過熱感なき上昇余地: 週足・日足ともにRSIは中立圏にあり、オシレーター面での上昇余力は十分に温存されている。

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