楽天ウォレット、Futureverseと提携|メタバース市場に参入

暗号資産ライター
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楽天ウォレットは8日、メタバースプロジェクト「Futureverse」と提携し、Web3体験を簡素化する新サービス「RakutenWallet.Pass」を発表した

Web3利用を身近にするRakutenWallet.Pass

RakutenWallet.Passは、Futureverseの独自レイヤー1ブロックチェーン「The Root Network」を基盤とし、安全にメタバース空間への接続を可能にするWeb3ウォレットだ。

これにより、従来のWeb3サービスで課題となっていた複雑な操作や高い技術的障壁が大幅に緩和された。

サービスの主な特徴は、安全なブロックチェーン認証によるシングルサインオン(SSO)、複数の仮想通貨や非代替性トークン(NFT)の一元管理、そして分散型アプリケーション(DApp)の簡単な接続にある。 楽天ウォレットが有する既存インフラとの連携により、初心者から上級者まで幅広いユーザーが安心して利用できる設計となっている。

メタバース連携やデジタル資産管理を強化

RakutenWallet.Passは、仮想通貨取引やNFTの保管に加え、メタバースサービス「CALIVERSE(キャリバース)」やFutureverseとの連携を積極的に推進している。 ユーザーは同サービスを通じ、メタバース空間でのイベント参加やデジタルグッズの購入といった体験を楽しむことが可能だ。

また、クロスチェーン対応により、異なるブロックチェーン間での資産移動やDApp利用がスムーズに行える。 安定したセキュリティ体制、暗号化、多要素認証などを備え、国内で暗号資産(仮想通貨)取引を始めたい層にも安心感を提供する。

日本市場でのWeb3普及に向けた新たな一歩

楽天ウォレットは、2023年以降、Web3分野への拡大を強化するとともに、セルフカストディ(自己管理型)ソリューションや分散型アプリ連携を推進してきた。 今回のFutureverseとの提携は、楽天グループの広大なユーザーベースを背景に、Web3やメタバース分野で主導的役割を果たす戦略の一環である。

The Root Networkは、低コストかつ高いスケーラビリティを実現し、多くのユーザーのWeb3移行を支える重要なインフラと位置付けられる。 今後も楽天ウォレットは、Futureverseなどのパートナーと連携し、仮想通貨取引所の情報提供や分散型経済の普及に積極的に取り組む構えだ。

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