JPモルガン、ビットコイン目標価格を17万ドルと予測

ビットコイン(BTC)
Sui DeFi Researcher / Scallop Ambassador
監修
最終更新日: 

米金融大手JPモルガンは3日、暗号資産(仮想通貨)市場に関する最新の分析レポートを公表した。

目標価格17万ドルを維持

JPモルガンのアナリストチームは、今後6か月から12か月のビットコイン(BTC)価格について、強気な見通しを維持している。

同社は、ビットコインが17万ドルに達する可能性があると予測した。この分析は、ビットコインと金のボラティリティを調整した比較モデルに基づいている。

現在のビットコイン価格は、このモデルが示す適正価格よりも大幅に低い水準にあるという。

具体的には、金に基づく公正価値ベンチマークよりも約6万8000ドル割安な状態で取引されていると指摘した。

市場では変動が続いているが、同社はビットコインの潜在的な上昇余地を高く評価している。

同社の枠組みでは、ビットコインの時価総額が金の民間投資額に匹敵するには大幅な成長が必要だとされている。

現在の時価総額約2兆1000億ドルから、さらに3分の2ほど拡大する必要があるという計算だ。

この成長シナリオが実現すれば、目標価格への到達が現実味を帯びてくる。

また、ビットコインの生産コストが価格の下支え要因になると分析している。

生産コストは約9万4000ドル付近にあり、これが強力な価格の底値として機能するとの見方を示した。

最近の価格下落は先物市場での清算によるものだが、最悪の局面は過ぎたと同社は見ている。

短期的な鍵を握るストラテジー社

短期的な価格動向において、同社は米ストラテジー社の動向を重要な要素として挙げている。

特に、同社の企業価値とビットコイン保有額の比率が1倍を超えて維持されるかが焦点だ。

現在の比率は1.13倍であり、健全な水準を保っていると報告されている。

ストラテジー社は、ビットコインの売却を回避するための十分な資金を確保しているようだ。

同社には約14億4000万ドルの準備金があり、これは約2年分の支払いをカバーできる規模だという。

この財務的なクッションが、市場への売り圧力を防ぐ役割を果たしている。

さらに、1月15日に予定されているMSCI指数の銘柄入れ替え判断も注目されている。

ストラテジー社が指数に残留すれば、ビットコイン価格が反発する可能性があるとJPモルガンは予測する。

仮に除外されたとしても、その影響の大部分はすでに市場価格に織り込み済みであるとの見解を示した。

同社のアナリストは、個人投資家の行動の変化についても言及している。

金は今年に入り大幅に上昇しているが、個人投資家はビットコインを株式リスクへのヘッジ手段として選好し始めているという。

リスク調整後の指標が改善していることが、こうした資金シフトの背景にあるようだ。

このように、機関投資家だけでなく個人レベルでも仮想通貨投資の意義が見直されている。

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