HYPE上場初日から急騰、エアドロップ規模1.2兆円突破

暗号資産（仮想通貨）プロジェクトHyperliquidは11月29日、過去7番目となる大規模なエアドロップを実施した。

過去最大規模のトークン配布で注目集める

Hyperliquidが実施したHYPEトークンの初期配布は3億1000万個。配布時の価格は3.90ドル（約583円）で、エアドロップ総額は12億ドル（約1795億円）という過去最大級の規模となった。

トークン価格はその後も力強い上昇を続け、週末には9.87ドル（約1476円）まで上昇。エアドロップの総価値は30億ドル（約4488億円）を突破する結果となった。

価格変動と市場動向の分析

12月2日時点でのHYPE価格は8.29ドル（約1240円）で推移している。最高値からは15.9%の下落となったものの、依然として初期価格を大きく上回る水準を維持している。

この価格調整は仮想通貨市場全体の動きと連動している。主要仮想通貨のビットコイン（BTC）は1.6%安の9万5699ドル（約1431万円）、イーサリアム（ETH）も2.4%下落し3617ドル（約54.1万円）での取引となっている。

テクニカル分析と今後の見通し

テクニカル指標では、HYPEは0.70ドル付近に強いサポートラインを形成している。相対力指数（RSI）は58を示し、市場参加者の強い買い意欲が継続していることを示唆している。

Hyperliquidはプルーフオブステーク方式を採用する第1層ブロックチェーンとして、毎秒20万件という高い取引処理能力を実現。

HYPEトークンはネットワークの基軸通貨として、取引の検証やマイニング、さらにHyperEVMでのガス代としての活用が期待されている。

免責事項：本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。