大幅利下げでビットコイン上昇か|パウエルFRB議長が明言

アメリカの雇用者数は22日、81万8000人に下方修正されたことでビットコイン(BTC)が一時的に上昇した。
これは米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期が遅れていたことを示唆している。
市場では年内に100bpの利下げが見込まれており、9月または11月に50bpの大幅利下げが行われる可能性がある。
雇用統計の下方修正とFRBの利下げ見通し
アメリカ雇用者数の伸びが下方修正され、ビットコインが一時的に上昇した。2024年3月までの12ヶ月間の雇用増加数は、前年同月を81万8000人下回った。
これは月平均で6万8000人が上乗せされていた計算になる。
堅調な進捗と見られていた雇用市場は実はかなり前から衰退しており、FRBの利下げ時期が遅きに失していると明らかになった。
景気後退は免れず、ビットコイン相場の急激な変動が必至となった。
市場は既に年内に残る3回の連邦公開市場委員会(FOMC)で100bpの利下げが見込まれている。すなわち3回のどこかで50bpの大幅利下げが行われることを意味している。
インフレ抑制から利下げに向けた転換点
ジャクソンホール会合での注目のパウエル議長の講演が23日に行われた。パウエル議長は利下げに向けた準備の機会とし、急激な景気減速を回避できると安心を呼びかけた。
この講演がビットコイン価格チャートのブレークのタイミングになると期待されている。アメリカ雇用者数の81万8000人下方修正で急騰するも明確にブレークするには至らなかった。
しかし相場が上方向を意識していることに違いはない。今相場上昇と判断するのは勇み足だ。
下方修正される雇用者数の数字を見て、ジャクソンホールにてどのような動きがあったのか。これを見定めてからベッドするのが得策と市場が考えたと示唆している。
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