仮想通貨ファンプラ(FPL)、IEO申込が90億円超|倍率9倍に

アルトコイン
暗号資産ジャーナリスト
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最終更新日: 

国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは7日、国内9例目となるIEOおよび音楽業界初となるファンプラ(FPL)の販売結果を発表した。

また11月11日には、コインチェックでのFPLの取り扱いが開始される。

音楽業界初のIEO、申込総額90億円超え

今回IEOが実施された仮想通貨FPLは、ブロックチェーン関連サービスを開発する株式会社Fanplaとファンクラブ運営大手の株式会社Fanplusが協業するプロジェクトだ。

従来の音楽ビジネスモデルから脱却し、アーティストとファンが共創するWeb3経済圏の形成を目指している。

プロジェクト側は、音楽業界が「単価×ファン人数」を基軸としてきたが、デジタル化により多様なファン体験の機会が生まれていると説明する。

FPLトークンは、この新しい関係性の中でファンの貢献を可視化する「共創の通貨」としての役割を担う。

2025年10月21日から11月4日まで行われた申し込みでは、28,523口座から総額90億5,890万円の応募があった。

販売総額10億円に対し、申込倍率は9.06倍に達し、市場の高い関心を示した。

この注目度の背景には、THE YELLOW MONKEYやGLAYといった著名アーティストが参加を表明したことがある。

複数の音楽事務所もプロジェクトに賛同しており、ファンのエンゲージメントを高める新たな試みとして期待を集めたことが、申し込みの殺到につながったとみられる。

市場の試金石となるか

一方で、国内のIEO市場は厳しい状況に置かれている。
過去に実施された案件の多くが、上場後に公募価格を下回る状況が続いており、市場の構造的な課題として指摘されている。

金融審議会のワーキング・グループでも実績を問題視する声が上がっており、約1年ぶりとなる今回の仮想通貨FPLは、市場の信頼性を占う試金石として注目される。

FPLの成功は、今後のIEO市場全体の活性化につながる可能性がある。

トークンの価値を長期的に支える上で、実用性が鍵となる。

2025年11月10日には、FPLトークンでアーティストの限定アイテムなどを購入できるマーケットプレイス「Fanpla Market」がオープンする予定だ。

このプラットフォームでの実需が、トークン価値の安定に不可欠だ。

過去の事例を踏まえ、上場後の価格がどのように推移するのか、またファン主導の経済圏が実際に機能するのか、多くの市場関係者がその行方を見守っている。

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