欧州運用大手コインシェアーズ、米ナスダック上場を計画か

欧州の暗号資産(仮想通貨)運用大手コインシェアーズは9日、特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じて米ナスダック市場に上場する計画を明かした。
この取引により、同社の株式上場前の評価額は12億ドル(約1,776億円)に達し、世界最大級の上場仮想通貨運用会社が誕生する見込みだ。
米国仮想通貨市場への本格参入と事業拡大
コインシェアーズは、約100億ドルの運用資産残高を誇り、仮想通貨の上場取引型金融商品(ETP)におけるAuMでは世界トップ4に位置する。
今回の事業統合は、ナスダックに上場しているSPACのヴァイン・ヒル・キャピタル・インベストメントとの間で行われる。
合併後、新たに設立される「オデュッセウス・ホールディングス」がナスダックに上場する形となり、コインシェアーズは世界最大の資産運用市場である米国への本格的なアクセスを確保する。
同社は現在、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など32種類の仮想通貨ETPを管理しており、過去2年間で運用資産残高は3倍以上に増加している。
仮想通貨の規制明確化を追い風に、成長を加速
コインシェアーズのジーン=マリー・モグネッティCEOは、今回のナスダック上場が単なる上場先の変更以上の意味を持つと強調した。
同氏は、米国の規制明確化が「当社の信頼性を高め、事業範囲を拡大するだろう」との見方を示した。
この戦略的な動きは、株主価値の向上、将来のM&A(合併・買収)の推進、そして米国およびEMEA地域での事業拡大を加速させることを目的としている。
世界的に機関投資家の需要が急増する仮想通貨分野において、同社が直接競合するための重要な基盤を築く。
同社は、制度上の取り決めを通じて事業の継続性を確保しつつ、規制に準拠した機関投資家向けの仮想通貨商品を提供し続ける方針だ。
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