BitMEX創設者、ビットコイン強気相場は2026年まで続くと主張

ビットコイン(BTC)
暗号資産ライター
監修
最終更新日: 

暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXのアーサー・ヘイズ共同創設者は13日、現在のビットコイン(BTC)の強気市場が2026年まで続く可能性があるとの見解を語った

ヘイズ氏はカイル・チェイス氏とのインタビューで、株式や金などの伝統的資産が過去最高値を更新する一方、ビットコインの投資家には忍耐が求められると強調した。

ビットコインの強気相場は2026年まで続く可能性

ヘイズ氏はビットコインを「法定通貨の価値下落に対する究極のヘッジ」と位置付け、経済が不透明な局面でデジタルゴールドとして機能するとの持論を繰り返した。

今回の発言は、現在のビットコインの強気トレンドが2026年まで継続する可能性を示唆するものだ。

これは従来の仮想通貨市場サイクルと比較しても極めて長期の上昇局面を意味しており、ピークを早期に予測するアナリストが多い中で、市場に新たな戦略的視点を投げかけるものとなっている。

金融緩和と地政学リスクが追い風に

ヘイズ氏は、強気相場の長期化を支える要因として、ドナルド・トランプ政権下での経済政策を挙げた。特に2026年半ばに実施が見込まれる大規模な財政刺激策やインフラ投資は、注目すべき材料だと指摘している。

これらの施策が世界の金融システムに豊富な流動性を供給し、間接的に仮想通貨の普及と価値向上を後押しする可能性があると同氏は主張した。

一方で、政策担当者が変化に慎重姿勢を示す中、実際には本格的な資金供給サイクルはまだ始まっていないとし、市場参加者がリスク資産の上昇余地を過小評価していると分析した。

こうしたマクロ経済環境の見通しは、ビットコインがインフレヘッジとして持つ根源的な価値と密接に結び付いている。

金融緩和の拡大は機関投資家による仮想通貨採用を加速させ、さらに高まる地政学的リスクが分散型資産への資金流入を促す可能性もある。

アルトコインとステーブルコイン市場への楽観論

ヘイズ氏はインタビューで、ビットコインが株式や金といった伝統的資産に「遅れを取っている」との見方に反論し、長期的な価値保存手段としてビットコインは株式や金を凌駕すると断言した。

また、同氏は過去1か月間で強固なファンダメンタルズを持つアルトコインを積極的に取得していることを明かした。アルトコインは一時的な調整を経たものの、直近1週間で再び強さを取り戻していると述べている。

さらに、ステーブルコイン市場については、伝統的金融機関から数十億ドル規模の資金流入が見込まれるとの予測を示した。この見解は、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で予定される0.25%の利下げと戦略的に重なる可能性がある。

ヘイズ氏は、今後の「流動性の波」がデジタル資産の価値を再評価するきっかけになると考えている。過去にビットコインが20万ドルに達する可能性を示唆した経緯もあり、今回の発言は長期的な強気相場を後押しする根拠の一つといえる。

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