ソラナ、9日に取引サイズ上限を3.3倍の4096バイトへ拡大へ

ソラナ(SOL)の中核開発を担う米Anzaは9日、トランザクションの最大サイズを4096バイトへ引き上げる更新をメインネットへ適用する。
現在の上限は1232バイトで、約3.3倍への拡大となる。ゼロ知識証明を使う機密送金や大人数のマルチシグを、複数の取引に分けずに一度で処理できる。
上限は1232バイトから4096バイトへ
ソラナ公式のアップグレード一覧には、この変更が有効化待ちの機能として掲載されている。仕様はSIMD-0296がサイズの上限を定め、SIMD-0385がv1のメッセージ形式を規定する。
4096バイトという値は、メモリページの4KiBに合わせたものとなる。テストネットでは9月1日のエポック1025で有効化され、メインネットが9日に続く。
拡大が効くのは、これまで複数の取引に割っていた処理を一つにまとめる場面となる。ゼロ知識証明を伴う機密送金、BLS署名による集約、DAOや機関投資家が使う多人数のマルチシグが対象に入る。
既存の形式はそのまま動く
v1の利用は送信側の任意となる。従来のLegacy形式とv0形式は引き続き動き、アプリケーションは自らの都合で移行時期を決められる。
一方でインフラ側には作業が要る。RPCの運用者は9日までにAgaveのv4.2.2かv4.3.0-beta.3以降へ上げないと、大きくなった取引を返せない。
呼び出し側の指定漏れも起こりうる。getTransactionやgetBlockでmaxSupportedTransactionVersionに1を指定しないと、エラーコード-32015が返る。
利用者の手続き自体に変更はない。取引所やソラナの買い方を通じた売買も、送金や受け取りの操作も従来のまま進む。
ソラナウォレットなどのアプリは、v1への対応時期を個別に判断する。将来性が高いソラナは8日時点で104ドル前後で推移した。
Anzaは合意形成層を刷新するAlpenglowを2026年10月に予定しており、公式のアップグレード一覧にもその時期が記されている。