元CoinDesk編集長、ソラナ幹部に|日本市場攻略へ

ソラナ(SOL)のエコシステムを支援するSuperteam Japanは8日、事業開発責任者に佐藤茂氏が就任したことを明らかにした。
豊富な経験を持つジャーナリストの転身
佐藤氏は、金融ジャーナリズムとデジタル資産メディアの分野で長年の経験を持つ人物だ。ブルームバーグやダウ・ジョーンズ、S&Pグループで18年間にわたり金融記者として活躍した経歴を持つ。
その後、ビジネスインサイダー・ジャパンの共同立ち上げに携わり、暗号資産(仮想通貨)メディアであるコインデスク・ジャパン(CoinDesk Japan)の編集長を務めた。
同氏は直近の2年間、ケニアのナイロビを拠点とするWeb3データプラットフォームでチーフ・コンテンツ・オフィサーを務めていた。
アフリカ大陸に焦点を当てた同企業での経験を経て、今回スーパーチーム・ジャパンへの参画を決めた。カリフォルニア州立大学を卒業した同氏は、企業向けのWeb3イノベーションを推進する役割を担うことになる。
国内でのソラナエコシステムの基盤強化
スーパーチーム・ジャパンは2024年6月、カントリーリードの大木悠氏の下で発足した組織だ。
佐藤氏の就任以前から、日本国内のソラナエコシステムにおいて重要な役割を果たしてきた。同団体はこれまでに、国内最大級のソラナカンファレンス「SuperTokyo」を開催している。
また、国内の数百に及ぶソラナ関連スタートアップを支援してきた実績がある。親会社は、みんなの銀行やファイアブロックス(Fireblocks)、TISといった企業と戦略的パートナーシップを締結している。
これらの提携はソラナ上でのステーブルコイン発行を促進するものであり、企業連携の強固な基盤となっている。
佐藤氏の起用は、こうした拡大する市場における事業開発をさらに強化する狙いがある。金融ジャーナリズムとWeb3コンテンツ戦略の両面における同氏の深い知見が、組織の成長に寄与すると期待されている。
新たな提携による機関投資家へのアプローチ
佐藤氏の就任と時を同じくして、スーパーチーム・ジャパンは新たな戦略的提携を発表した。
ナスダック上場企業のDeFi Development Corp.(DFDV)と協力し、日本初のソラナ特化型トレジャリープロジェクト「DFDV JP」を立ち上げる。この提携は10月8日に発表されたもので、韓国での「DFDV KR」に続くアジアで2例目の展開となる。
このパートナーシップを通じて、DFDVは日本市場に対し、運用面や技術面、戦略面でのサポートを提供する。具体的には、バランスシートのシーディングやバリデータインフラの提供、エコシステムへの統合などが含まれる。
これらの取り組みは、日本におけるソラナの機関レベルでの採用を加速させることを目的としている。
佐藤氏は事業開発責任者として、このイニシアチブにおける国内業務の円滑化やエコシステムとの連携において中心的な役割を果たす。
メディアとWeb3の実務経験を併せ持つ同氏のリーダーシップが、日本のブロックチェーン業界に新たな活力をもたらすことになりそうだ。