ワールドコイン、欧州規制の壁に直面|アジア重視の新戦略へ

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三重県出身。金融ライターとしての活動を2014年に開始。暗号資産(仮想通貨)やFXを取り扱う国内外の金融・フィンテックメディアに従事する。自身でも仮想通貨投資を行っており、トレーダーとしての独自視点を交えたコンテンツ制作が得意。20年12月、CryptoNews...

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ブロックチェーンプロジェクトのWorldcoinは7日、欧州市場での展開を縮小し、アジア太平洋地域や中南米に注力する新戦略を明らかにした

OpenAIのサム・アルトマン氏が手掛ける虹彩認証プロジェクトは、欧州での規制強化を受け、より受容的な市場へと軸足を移す。

プライバシー懸念と規制の壁

Worldcoinは、虹彩スキャンによる「人間性の証明」を通じて、オンライン上での個人認証を可能にするネットワークの構築を目指している。

ユーザーは独自のデジタルID「World ID」を取得し、公平なグローバル経済を支える暗号資産(仮想通貨)WLDを受け取ることができる。

しかし、大規模な生体認証データの収集に対しては、プライバシーの観点から批判の声が上がっている。監視社会につながる可能性や、第三者へのデータ販売への懸念が指摘されている。

さらに、スペインやフランス、ドイツ、ポルトガルなど複数の欧州諸国が、Worldcoinの事業がGDPR(EU一般データ保護規則)に準拠しているかどうかの調査を開始。イギリスも同様の懸念を示し、事業の見直しを行っている。

新技術に積極的な市場へシフト

Worldcoinの欧州子会社マネージングディレクターである、ファビアン・ボーデンシュタイナー氏は最近のサミットで、「欧州は主要な焦点ではない」と述べた。同氏によれば、新技術を積極的に受け入れる地域や政府のある市場に注目しているという。

具体的には、日本やマレーシアなどアジア太平洋地域、そしてアルゼンチンなど中南米が挙げられた。

これらの地域では、ゲーム開発会社との連携も進んでおり、Worldcoinの技術をゲームプラットフォームに統合する取り組みが行われているという。

アジア市場での成長に期待

こうした逆風の中、Worldcoinはより受容的な市場での成長を目指す。

ボーデンシュタイナー氏は「欧州も計画の一部ではあるが、主要な焦点ではない」と述べ、ポーランドやオーストリアでの事業拡大、ドイツでの活動継続など、欧州市場からの完全撤退ではないことを強調した。

一方で、アジア太平洋地域では「より大きなダイナミクス」があると指摘。新技術への積極的な姿勢や、ゲーム業界との連携など、ビジネスチャンスの大きさに期待を寄せている。

Worldcoinの新戦略は、厳格な規制と向き合いながら、いかにグローバルな展開を図るかという課題に直面する仮想通貨プロジェクトの現状を浮き彫りにしている。

アジア市場での成功が、プロジェクトの今後を左右する鍵となりそうだ。

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