BTC年末18万ドルは可能か？まだ間に合う注目アルトコイン4銘柄

ビットコイン（BTC）は現在8万7000ドル台で推移しており、10月に記録した史上最高値12万6000ドルから約30%下落した。

年初にヴァンエックが掲げた年末18万〜20万ドルという予測は、残り1カ月強で2倍以上の上昇が必要となり、現実的には厳しい状況だ。

ただし、複数のアナリストは本格的なピークは2026年にずれ込むと見ている。

現在の調整局面は「終わり」ではなく「仕込み時」とも捉えられる。

ビットコインが次の上昇に備える間、より高いリターンを求める投資家はリップル（XRP）など主要アルトコインへの分散を検討し始めている。

リップル：ETF承認とRLUSD拡大で追い風

リップルは国際送金に特化したアルトコインとして、実用性の面で他を一歩リードしている。

現在価格は2.2ドル前後で、7月に記録した史上最高値3.65ドルからは約40%下落した状態にある。

しかし、ファンダメンタルズは依然として強固だ。

SECとの訴訟は2025年8月に和解が成立し、XRPは証券ではないとの判断が確定。

これを受け、ビットワイズからスポットXRP ETFが11月にローンチされ、グレイスケールなど追加のETFが上場予定となっている。

さらに注目すべきは、ステーブルコインRLUSDの急成長だ。

ローンチから1年足らずで時価総額10億ドルを突破。

2026年第1四半期には日本でのRLUSD展開も予定されており、SBIとの提携を通じて送金ネットワークへの直接統合が進む見込みだ。

アナリストは2026年のXRP価格について、強気シナリオで3.5〜4.5ドル、ベースシナリオで2.3〜3.3ドルと予測している。

ドージコイン：DOGE省解散も価格は急騰

ドージコイン（DOGE）は2013年にジョークとして誕生したミームコイン。

現在のDOGE価格は0.16ドル付近で、11月初旬に記録した年初来高値0.46ドルからは大幅に下落している。

最大の強みはイーロン・マスク氏との関連性になる。

しかし、米人事管理局（OPM）は、同氏が率いた政府効率化省（DOGE）が解散したことを明らかにしている。

組織終了は通常ネガティブ材料となるが、今回は逆の動きが見られた。

DOGE省の解散報道直後から、ドージコイン（DOGE）は上昇傾向を示した。

11月23日時点でドージコイン価格は0.14ドル付近で推移し、前日比で4%以上の上昇を記録している。

材料出尽くしによる買い戻しや、マスク氏が政府公職から離れることで再びミームコイン市場での活動に注力するとの期待感が働いた可能性があると分析された。

シバイヌ：レイヤー2「シバリウム」で実用性を強化

アルトコインの代表格であるシバイヌ（SHIB）は、単なる投機対象から本格的なエコシステムへと進化を遂げつつある。

現在のSHIB価格は0.0000079ドル付近で、年初来では67%以上の下落となっている。

しかし、この下落局面でも開発は着実に進行中だ。

レイヤー2であるシバリウムのトランザクション数は11月14日に7620件を記録し、前日比70%増加。総ブロック数は1400万を突破した。

2025年1月にはトークンバーンプロトコル「ShibTorch V2」が稼働を開始。

時価総額は約50億ドルで、総供給量589兆枚のうち相当量がバーン済み。

コインベースは12月からSHIBを含む24時間アルトコイン先物取引を開始予定で、流動性向上への期待も高まっている。

Bitcoin Hyper：2830万ドル調達の急浮上アルトコイン

より高いリターンを狙うならプレセール段階のプロジェクトも選択肢に入る。

Bitcoin Hyper（HYPER）は、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するレイヤー2ソリューションとして急速に注目を集めている。

同プロジェクトはソラナ仮想マシン（SVM）技術を採用し、ビットコインのセキュリティを維持しながら高速・低コストな取引を実現する設計だ。

ゼロ知識証明（ZK）を活用したロールアップにより、ビットコインをDeFiやスマートコントラクトの世界に接続することを目指している。

2025年5月14日に開始したプレセールでは、すでに2830万ドル以上を調達。

現在のトークン価格は0.0133ドルで、初期価格0.0115ドルから約15%上昇している。

50万ドル規模のクジラ購入も複数確認されており、機関投資家レベルの関心を示している。

ステーキング報酬は年利約41%で、10億トークン以上がすでにステーキング済みだ。

プレセールは2025年第4四半期に終了予定で、その後はUniswapおよび主要CEXへの上場が計画されている。

明確な技術ロードマップと強力な資金調達実績を持つBitcoin Hyperは、2026年の上昇相場に向けて今すぐチェックしておきたいプロジェクトの一つだ。

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