リップル、SwellにナスダックCEOを招待|伝統金融との連携強化

リップル社は7月31日、年次カンファレンスSwellにナスダックのアデナ・フリードマンCEOを招くことを明らかにした。
カンファレンスは11月4日と5日にニューヨーク市で開催され、リップル社としては初の試みであり、暗号資産(仮想通貨)と主流市場の橋渡しを目指す意欲を示すものだ。
伝統金融と仮想通貨の連携深まる
フリードマン氏は2017年よりナスダックのCEOを務めており、今回のSwellにて基調講演を行う予定だ。彼女の参加は、ナスダックがブロックチェーン技術やトークン化などの先進分野に関心を強化していることを示す。
ビットコイン(BTC)をはじめとする主要仮想通貨への伝統的金融機関の関与は着実に進展している。近年ではナスダックがデジタル資産インフラの整備に注力しており、今回の登壇は、伝統金融と仮想通貨エコシステムの連携強化を象徴する動きといえる。
Swellはこれまで各界の著名人を招聘し実績を積み上げてきた。過去にはビル・クリントン元米国大統領やベン・バーナンキ元連邦準備制度理事会議長らが登壇し、金融システム革新について議論する重要なフォーラムとしての地位を確立している。
実用化に焦点、世界の金融機関が集結
今年の議題はデジタル資産、ブロックチェーンの革新、トークン化や国際金融システムの進化を中心に展開される。投機的なトレンドではなく、コンプライアンスや国際送金など現実社会での実用例に重心が置かれる。
イベントにはBNYメロン、シティ、フランクリン・テンプルトン、ブラックロックなど大手金融機関の幹部が講演者として参加する。40カ国以上から600人を超える参加者が見込まれており、リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOも登壇する予定だ。
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