NEXCO中日本、NFTで高速道路の渋滞緩和|キャンペーン開始

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中日本高速道路(NEXCO中日本)は9日、NFTを活用した高速道路の混雑緩和キャンペーン「トレクーハンター」を実施すると公表した。

利用者が交通量の少ない時間帯にアンケートに回答すると、NFTトレーディングカードが配布される仕組みで、Web3技術を活用し、行楽シーズンにおける交通集中という社会課題の解決を目指す。

NFTで渋滞緩和、諏訪原寛幸氏デザインの限定カード

今回のキャンペーンは、東名阪自動車道と伊勢自動車道沿いの3カ所のサービスエリアおよびパーキングエリアで実施される。

利用者は比較的交通量が少ない早朝(6:00〜9:00)や夜間(18:00〜21:00)に、特定の場所で渋滞に関するアンケートに答えることで、インセンティブとしてNFTトレーディングカードを受け取れる。これにより、ピーク時間帯の交通分散を促す狙いだ。

配布されるNFTは「トレクーハンター」と名付けられたオリジナルコレクションだ。コーエーテクモゲームスの人気ゲーム「三國志」や「信長の野望」シリーズのキャラクターデザインで知られるアーティスト、諏訪原寛幸氏がアートワークを手掛けた。

中部地方にゆかりのある戦国武将をテーマにした、全20種類のカードが用意されている。

Web3技術で混雑緩和の課題解決へ

NEXCO中日本は、土日祝日のサービスエリアやパーキングエリアにおける混雑が長年の課題であったと説明。今回の取り組みを通じて、利用者の利用時間を分散させることで、ピーク時の混雑緩和を図るとしている。

このキャンペーンは、企画・支援を行うソーシャルコインマーケティングとゼクサバースが発表したもので、ゼクサバースが技術プラットフォームを提供する。

NFTの配布には、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンが利用される。

キャンペーンの実施期間は2025年10月4日と5日の土日。具体的な配布場所は、E23 東名阪自動車道の御在所サービスエリア(下り)などで予定されている。

高速道路事業者がWeb3技術を導入し、交通渋滞という社会課題にアプローチする革新的な試みとして注目される。

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